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与一は俺達の言葉を聞いて，少し俯く
その与一の手は，震えていた
そして，与一は覚悟を決めたのか顔を上げ...
与「 グレン中佐！僕やります！もっと強い力が欲しいから！もう，大切な人を失わないで済むだけの力が欲しいから！」
と中佐に向かい叫んだ
やっぱ，それくらいの覚悟がないとな...
『 結局，与一も俺達と一緒だな 』
優「 ...あぁ 」
グ「 よーし，ならさっさと行くか 」
そう言い歩き出した中佐に，俺達は静かについていく
．
グ「 契約の儀式に移んぞ 」
そう言い，中佐はある部屋の扉を開ける
鈍い音を出しながら扉が開くと，中には不気味な銅像がいくつも並んでいた
何処と無く，空気も重い気がする...
優「 なんだここは... 」
グ「 お前が一番欲しがっていた，最上位の鬼神を封入した武器が集まってる部屋だよ 」
優「 最上位の...鬼... 」
『 これがあれば，吸血鬼を殺せる... 』
グ「 それはお前らの実力次第だ ここにあるのは俺の剣と同じ黒鬼シリーズだ 説明はここまでで良いだろ 俺忙しいし... 」
優「 どうすりゃ良い 」
グ「 好きな武器を選んで，儀式人に入れ 武器に触れたら，自動で契約の儀が始まるようにできてる お前らが鬼に負けなけりゃ力が手に入る 」
『 鬼に負けたら？』
グ「 人喰いの鬼になるか，鬼の力に押しつぶされて死ぬか... まぁどっちみち死ぬな 人喰い鬼になったら，俺が殺すし 」
与「 そんな... 」
別に，鬼に負けなければいいんだろ
簡単なことじゃん
優「 はは，いいねぇ 俺はずっとこういうのを待ってたんだよ ぬるぬる学校なんか行かせやがって... 力を手に入れてミカを殺した吸血鬼どもを皆殺しにする！」
そう言いながら，儀式人の中に入っていく
君月も与一も，優に続いて入っていく
俺は，どれにしようかな...
あ，あの短刀いいじゃん
俺はそう思い
短刀のある儀式人に入ろうとするが...
グ「 お前はそっちじゃねぇ 」
『 は？』
中佐に腕を掴まれた
グ「 お前のは別の場所に用意してある 後で連れて行くからちょっと待ってろ 」
『 ...分かりました 』
中佐と話している間に皆んなは武器を抜き
儀式人の中央で眠っていた
鬼と接触し始めてるのか...
グ「 ...じゃあ来いA お前はこっちだ 」
そう言い，中佐はこの部屋の奥にある扉を開けた
『 ここは？』
グ「 ここは，お前専用の部屋みたいなもんだ んじゃ，頑張れよ 」
『 は？』
中佐はそう言い部屋から出た
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百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます！すみません，気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした！これからも，ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜！ (2018年11月15日 8時) (
レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです！面白くて主人公好きです！！ (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨寧 x他1人 | 作成日時：2018年10月13日 20時
