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『 ...全部満点 』
君「 右からラテン語,呪術,英語呪術,日本語呪術... いやー,俺は日本語以外苦手だから,帰国子女気取りの優さんにはとても敵いませんよ〜 」
馬鹿にしたように言う君月
勿論,優の顔には青筋が浮き出ている
優「 てめぇは吸血鬼の前にぶっ殺ぉぉおす!」
君「 上等だ!来いやオラァァ!!」
...やっぱこうなるのか
こいつら,喧嘩しかできないのか?
小「 みなさーん,一応まだ授業中ですよー 」
先生がそう言うと,教室の扉が開く
中に入ってきたのは.....
『 グレン中佐... 』
グ「 相変わらずうるせぇなここは 」
小「 グレン中佐!帝鬼軍の幹部会議からお帰りになったんですね!」
シ「 あ,中佐だ... 」
グ「 小百合か... つかなんだこの騒ぎは 」
中佐の言葉に,先生は優と君月の方を見る
中佐も二人の方を見ると,溜息を吐く
『 おい二人とも,中佐がきてるぞ 静かにしろ 』
優「 えっ!馬鹿グレンが?あ,本当だ 」
優は中佐が居ることが分かると,すぐに中佐のもとに駆け寄る
その後ろから,君月も静かに着いて行く
優「 おいグレン!てめぇ,さっさと俺に鬼呪装備寄越せよ!俺は吸血鬼に復讐するために生きてんのに!なんでこんなクズどもと... 」
優がそこまで言うと
君月が優を押しのけて中佐の前へと出る
君「 なぜクラスを放置して10日以上も失踪したのでしょう?もう我々には鬼呪装備契約のための実力はあると思いますが 一瀬中佐,説明してもらいましょうか 」
君月が言葉を発し,教室内に静寂が訪れる
中佐は,挑発的な目で君月を見た後,教室全体を一度見回して口を開く
グ「 お前らクズどもに,鬼と契約できるだけの実力があるって?」
君「 ..... 」
優「 あるに決まってんだろ!君月のクソには無いとしても,俺にはある!」
君「 てめぇは黙れよ!」
優「 お前こそ黙れ!!」
『 あぁ...嫌な予感がする 』
その予感は的中し
優と君月はまた殴り合いを始めた
でも先生と中佐は
そんなの御構い無しに何かの話をしている
話をしながら,時々,俺や与一の方を見る
何話してんだ...?
というか.....
『 お前らやめろ... 』
俺は未だに殴り合いをしている優と君月を止めるため,二人の間に入り,頭に回し蹴りを食らわす
グ「 ッ?! へぇ..... 」
『 お前ら煩い... すぐに喧嘩すんな短気野郎 』
優,君「 あぁ゙?!」
そっくりだな,こいつら...
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百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます!すみません,気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした!これからも,ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜! (2018年11月15日 8時) (レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです!面白くて主人公好きです!! (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨寧 x他1人 | 作成日時:2018年10月13日 20時