希望さんと破壊神さん ページ2
HS「やー、Aちゃんさっきの誰?自分から話しかけに行くなんて珍しいじゃーん!」
『ただの見学しに来た子です…ジョングクっていうんです……』
HS「僕には未だに心開いてくれないのに〜…」
なんてぼやいてるこの男の人は人見知りの私が事務所で話せる数少ない人の一人ホソクさん。
人見知りなんてしなくて誰にでも優しくて、笑顔が眩しい太陽みたいなお兄さん。
事務所に入ったときから優しくしてくれて本当に助かってる。
『なんか…グク、私と似てるんですよ。
人見知りで、喋りだすタイミングも一緒で、考えてることも一緒……』
HS「運命……きっと運命が2人を引き寄せてくれたんじゃない?
その子ここに入るって?」
『はい…オーディション頑張るって…』
運命か……そうだったらいいな、なんて…
あの時、自然と私の体が動いて、自然とグクに話しかけた…
自分でも不思議でしょうがなかった。
だって、見学しに来てた人達は沢山いたから。
なんであの中からグクのところへ足を運んだか自分でもよく分からない。
HS「でもさ、Aちゃんにもそうやって気軽に話せる人ができて良かったよ!
なんか僕まで嬉しい!」
「なんですか、それ…ㅋ」
HS「あ、今笑った!」
「笑ってないです……」
HS「ナムジュナ!Aちゃんが笑ったー!」
そう言って呼んできた人は見た目は少しいかついけど中は凄い優しくて頭が良い、そしてすぐ物を壊すナムジュンさん。
ホソクさんと同い年らしい…
NJ 「また見れなかった…呼ぶのが遅いんだよ!」
HS「だって一瞬だったんだもん!」
なんて言い合いができるのは仲がいい証拠。
HS「あ、それとね!今日さ見学しに来てた人達たくさんいたじゃん?
Aちゃん自分から一人の男の子に話しかけて仲良くなったんだって!」
NJ 「Aちゃんが自分で話しかけた?え?
あの人見知りのAちゃんが?凄いな……」
そんなに珍しいのかな…ま、そうだよね。
私、人見知りだし…
ホソクさんとナムジュンさんにはまだ若干人見知り抜けてないし…
喋れるようになったほうだよね。
NJ 「もう時間も時間だし帰るか〜」
HS「Aちゃんも帰ろー!」
『はーい…』
そしてナムジュンさんがドアノブを回したとき…
NJ 「やばい…またドアノブ取れた…」
HS「はぁ?またぁ⁉」
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作者名:カロン | 作成日時:2018年10月13日 20時