大好きな君と (ページ1)

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出会いページ1

初めて君と出会ったのは僕が事務所を見学しに行ったときのこと。

あの透き通った綺麗な歌声、滑らかなダンス、目鼻立ちのハッキリとした綺麗な顔全てが事務所の中で1番目立っていた。

『君……見学に来たの…？』

「へっ…？」

見惚れていた君が急に目の前に来て僕に話しかけてる？

ついつい変な声を出してしまった……

「えっと………まぁ…………」

『そうなんだ………私A、イ・A…よろしくね』

「僕はチョン・ジョングクっていいます…」

『ジョングク……グクって呼ぶね？』

名前を呼ばれたとき凄く胸が高鳴った。

それからは2人沈黙が続いた。

多分、この子Aも人見知りなんだろうな…僕と似てる……

『「あの…！」』

被ってしまった……

1番気まずいやつ…

『ふふっ……なんか私達息ぴったりだね…』

「そうだね、お先どうぞ」

僕の前で笑ったAはとても可愛くてさっきまでのクールな雰囲気とは違う、これをギャップというのかな？

『じゃあ、お先に……もしかして人見知りですか？』

「僕も同じ事質問しようとしてました…」

『ほんと？私達気が合うね…！実は人見知りで話しかけるのに緊張したんだ…』

「僕も…！人見知りで……」

『私たち似てる…！なんか、緊張解けてきたㅋ』

会ったばっかりでこんなに気が合うなんてってびっくりした…

でもAがたくさん話しかけてきてくれたおかげで僕も緊張が解れてきたみたいだった。

『グクはここに入るの？』

「んー…今迷ってるところ」

『入ってくれたら嬉しいなぁ…お話し相手が増える！それに私また会いたい！』

さっきまで人見知りだったとは思えないくらいフレンドリーで明るい子…

うん、ここにしよう。絶対にオーディションに受かってやる。

「ここにしようかな…オーディション受かるか分からないけど頑張るね」

『きっと受かるよ！私待ってるからね！』

じゃあねと言ってこの日は別れた…

ここのオーディションに絶対受かってまたAとお話したい…

そんな想いが心に積もっていった。