SummerDestiny (ページ3)

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『遅れましたっ！』

4時間目の終わり、
しかも挨拶の途中。

滅多に焦らないアイツが額に汗を浮かべてドアを開けた

「おい京本、もう学校の半分終わってんだぞ？お？」

『いやぁ〜、ははは……』

へらってしてるから、もう先生も怒れないみたいで
そのまま何事もなく授業が終わった

『あっ、A！！』

「っえ？」

なぜか物凄く不安な顔をして、私を見つけると一目散に駆けつけて手を掴まれた

「え、え？」

『ん？は？』

まって、走馬灯ってなんだっけ？
人に触れるんだっけ？
話出来るんだっけ？
ただの記憶が流れるだけのものじゃなかったっけ？

「私、生きてる？」

『何言ってんの？』

急いでスマホを取り出して検索をかける

"○○市鉄骨落下事故女子高生死亡"

「検索結果、出てこない……」

次はLINE開いて、友達との履歴を確認する

「7月17日までしかない……」

『ねぇ、さっきからなにやってんの？』

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「もしかしてこれ、タイムスリップ？」

『は？』

私、タイムスリップしたの！？！？！？

。