第七師団の女性少尉【ゴールデンカムイ】 (ページ19)

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翌日。
九重が就寝した時間は深夜の1時だった。あらたに書類を渡されて終わるのに時間がかかってしまった。

貴『あーいてて…やっぱり座りっぱなしは良くないよね…』

九重の仕事は主にジム仕事だが、第七師団にいる以上きちんと訓練をしなければいけない。

月「九重少尉…少し休憩なさってください。身体が持ちませんよ …」

月島軍曹が九重が深夜遅くまで仕事をしていることを気遣い少し休憩するように促した。

貴『はい、少し休憩します!…!この時間は狙撃の訓練ですね…』

時計を見ると午前10時。
スケジュールを見ると訓練兵が狙撃の訓練をしている時間だ。

月「…くれぐれもお怪我をしないように」

貴『!は、はい…了解しました…』

銃の使い方があまり上手くない九重は怪我をすることがよくある。そして、月島軍曹にこっぴどく怒られる。

貴『2時間程で戻ります。何か、あったら…えーっと…そうだな…!鯉登少尉に渡してください。』

九重は月島軍曹にきちん言い残し、訓練所に向かった。

＊＊＊＊＊

貴『えーっと…この辺だったような…』

だだっ広い訓練所を探しているとパンパンっと銃声の音が聞こえてきた。しばらく歩くと訓練兵達が訓練をしている。

貴『…私じゃ絶対当たらない…』

九重は狙撃をしいてる訓練を少し見学していくことにした。きちんと伍長には許可とって見学をしている。

訓1「みろよ!九重少尉だぞ!」

訓2「バカ!声がでけぇよ!!」

訓練兵なので全員が第七師団という訳では何ので初めて九重のことをみる隊員達もいる。

訓1「可愛いなぁー!…誰か話しかけろよ!」

訓2「無理に決まってんだろ?!」

貴(す、すごい見られている…やっぱり"女性の少尉"は珍しいのかな…)

自分が注目されていることを知った九重は、自分が女性なのに少尉という位だから注目されていると勘違いしてしまった。

訓「あの、九重少尉殿」

貴『!…はい、なんでしょうか？』

1人の訓練兵が九重に近づいてきた。第七師団では見たことがない隊員だ。

訓「その、九重少尉殿は狙撃がお得意ですか？」

貴『お恥ずかしいながら苦手でして…もし、よろしければ私も訓練に参加させて頂けたら嬉しいのですが…』

九重が言うと訓練兵達は直ぐに指揮官である伍長の元に向かった。すると、すぐに戻ってきて。承諾を貰ってきたと教えてくれた。