NINE ページ10
貴「えーっと…次はっと…」
Aは図書室で生徒達が借りた本を元の場所に戻す作業に明け暮れていた。本を見るのがあまり好きでは無いAはどこに何があるのかきちんと把握はしていなかった。
貴「うわ…重たい…」
中にはかなりの重量がある本を借りる生徒がいる。Aはその本を落とさないように慎重に持ちながら脚立に乗っている。
貴「無駄に重たい本にしやがって…コノヤロウ…」ﾌﾇﾇ
何とか、本を押し込み元に戻すことが出来たA。しかし、脚立が何故かグラッと揺れてバランスを崩してしまった。
貴「!?お、おちっ!」
咄嗟のことで何も出来ないAはギュッと目をつぶり衝撃な備えたが、いくら待っても体に痛みは感じなかった。
貴「?…!?ｹﾞｯ…」
ス「なぜ、上から落ちてくる…」
目を開けるとスネイプが魔法を使ってAをフヨフヨと浮かしてくれていた。
貴「…あ、ありがとうございます」
Aは一応、助けてくれたスネイプにお礼をした。スネイプは本を読みに来たのか何冊かの本を手に持っている。
ス「愚行がすぎるぞ、Ms.アーノルド」
貴「へーんだ、愚行がなんですかー」ﾍﾞｪｰ
Aは空中に浮いたままスネイプに向かって舌を出して"アッカンベー"と言いながら茶化している。
ス「…」
貴「ｳﾜｯ!?…元生徒を空中からそのまま落とします!?」
かなりの高さから落ちたAは腰を触りながら猛追している。スネイプはうんざりするような表情をしているが、嫌いならばとっくにこの場から退散しているばすだ。
ス「黙れ」
貴「スネイプ先生のばーか!蝙蝠野郎!」
Aはそう言いながら図書室から逃げるように退散した。昔は魔法をバンバン使っていたが、良くなった方だ。
貴「何よ、あの蝙蝠野郎…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
Aはﾌﾞﾂﾌﾞﾂとスネイプの悪口を言いながらホグワーツの廊下をツカツカと歩いている。
貴「…!…1年生は飛行訓練なんだ…」
チラッと芝生で生い茂った広場を見ると1年生が箒を持って広場に集合していた。まだ、初々しさが残っていてとても愛らしい。
貴「ﾌﾌｯ、飛べる子はいるかなー？」
1年生のほとんどは初めて箒に乗る子が多い。箒が言った通りに動いてくれるのは少数だ。Aも最初は全く言うことを聞いてくれなかった。
貴「仕事残ってるんだった…」
Aは1年生の飛行訓練が気になりつつ自分の仕事を片付けるために足早に次の仕事に向かった。
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ゆか(プロフ) - めっちゃいいです！セドリックすこ、、更新頑張ってください！ (2020年12月18日 23時) (
レス) id: ecbe5cb4e5 (このIDを非表示/違反報告)
羅暁改@食用風鈴(プロフ) - 唐墨さん» 頑張って考えて下さいね!いつでも待ってます!!というか全員にレスと個別でコメントしてくれるの優しい...!! (2020年12月15日 0時) (レス) id: 45d007ec88 (このIDを非表示/違反報告)
唐墨(プロフ) - セツさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなって申し訳ありません!頑張って更新していこうと思います！ (2020年12月14日 23時) (レス) id: 34811314ee (このIDを非表示/違反報告)
唐墨(プロフ) - レナータMRさん» コメントありがとうございます!スネイプ先生はいいですよね〜。リア友はあまり分かってはくれないのです… (2020年12月14日 23時) (レス) id: 34811314ee (このIDを非表示/違反報告)
唐墨(プロフ) - らむさん» コメントありがとうございます!スネイプ先生になりました!!夢主の対応を少しづつ変えていこうと思います! (2020年12月14日 23時) (レス) id: 34811314ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐墨 | 作成日時：2020年10月29日 23時
