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弐拾玖話 ページ32

御館様への挨拶を済ませた




御館様、

産屋敷耀哉様は不思議な雰囲気の方だった



佇まいは品格に溢れていて、その声は、落ち着きと高揚を同時にもたらすものだった




あの、些か攻撃的な言動の目立つ傷だらけの人、風柱の不死川様でさえ、御館様のお話に真剣に耳を傾けていた







冨岡さん含め柱の皆様は、この後の柱合会議に出席するようだ




「お前は先に帰っていろ

 帰り道がわからなかったら隠に案内を頼め

 夕方頃には戻る」



冨岡さんにはそう言われた




「冨岡さんは小さな女の子にも素っ気ないんですねぇ

 駄目じゃないですか、優しくしてあげなきゃ


 Aさん、またお会いしましょうね」




胡蝶様にひらひらと手を振られて軽く会釈を返し、産屋敷邸を後にする



結局帰り道はわからず、隠の方に水屋敷まで案内してもらってしまった







『夕方には戻るっておっしゃってたな………』



よし、買い物に行って夕飯の用意をしよう


“ご令嬢”だった時は勿論料理なんてしたこともなかったが、
鱗滝さんに教えてもらったおかげで一通りはできるようになったのだ








市場に出れば、たくさんの店が軒を連ねていた



今である冬が旬の鮭が魚屋に吊されている





鮭大根でも作ろうかな………





鮭の切り身と大根、汁物の具に良さそうな物などを買い込んで、帰路につく



冨岡さん、鮭大根嫌いじゃないといいなあ









水屋敷に帰り、勝手ながら台所を拝借して夕飯づくりに取りかかる









ちょうど鮭大根がいい感じに煮込まれた頃、玄関で物音がした

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うみしん(プロフ) - イナアレオリさん» ありがとうございます!最近は更新もなかなか出来ず申し訳ありません…頑張りたいと思いますので、今しばらくお待ち頂けると幸いです! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 6eb890cc4d (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - 続きが気になります!早く続きを読みたいです。更新頑張ってください (2020年11月1日 17時) (レス) id: 1602b41523 (このIDを非表示/違反報告)
うみしん(プロフ) - ありがとうございます!これからも更新頑張りますね!! (2020年7月26日 9時) (レス) id: 6eb890cc4d (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - うみしんさん» 無理なく、気ままにやるのが占いツクールなので、ずっと 応援します! (2020年7月26日 8時) (レス) id: 1d4ed2cded (このIDを非表示/違反報告)
うみしん(プロフ) - わかめさん» コメントありがとうございます!私事ですが、忙しく、更新出来ない日も多いと思います…。それでも、続きを待っていると仰ってくださったこと、とても嬉しく思います!これからもどうかお付き合いくださいませ! (2020年7月25日 23時) (レス) id: 6eb890cc4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うみしん | 作成日時:2020年6月7日 21時

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