水柱の継子は雪のよう【鬼滅】

拾話 ページ12

とりあえず、普通に斬りかかってみる





………まあ当然斬れない



腕が痺れた………









鱗滝さんに習った水の呼吸も使ってみるが、まだ会得しきれていないようで斬れなかった









体を鍛えつつ岩を斬ろうと試みるが、何度やっても上手くいかなかった







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自分が剣士に向かないというのは、正直修行を始めて二ヶ月ほど経った時にはっきりと認識していた








まず、鍛えても筋肉がつきにくい体だった



鍛えれど鍛えれど、腕も脚も細いまま





力はそれなりに強くなっているからあまり気にしていなかったが、この筋肉量でこれ以上強くなるのは難しいのではないか






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それともう一つ




………恐らく、かなり深刻な問題だった







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水の呼吸が上手く使えないのだ









水の中で動くのは抵抗が大きいように、ある程度力がないと難しい技も多い







更に、技を出すべき瞬間と、自分の最大限の力を込められる瞬間がどうしてもズレる








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悶々としながらも岩を斬ろうと試みる日々









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ある日突然、狐の面を付けた少年が現れた

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