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．
蓮side

ふっと目が覚めると、家とは違う見慣れた景色

それと規則正しく肺へ送られてくる空気

上手く動けなくて、目を右側へ向ければ

椅子に座って寝てる照くんがいた

とりあえずナースコール、、どこにあるか分からなくてとりあえず手を動かせば

その手が柵に当たって音を立てた

照｢…ん、？、、蓮！｣

慌てて照くんがナースコールを押してくれて
そしたら北斗先生も来てくれて、この嫌な機械が口から外された

蓮｢げほっげほ！！げほっ…！｣

北｢ったく、無理するんだから｣

蓮｢……ごめ、なさい｣

照｢俺もごめんね、無理させたよな｣

蓮｢違う！俺が病院行くの渋ったから、笑｣

北｢蓮の病院嫌い何とかならないかね笑｣

代わりに口元に付けられた酸素マスクが嫌だけどしょうがない

照くんにあんな心配そうな顔されたらわがまま言ってられないもん

蓮｢照くん、帰らなくて大丈夫？｣

照｢うん、大丈夫｣

それからしばらく照くんは色んな話をしてくれた

でも途中で体がしんどくなってくる

そりゃそうだ。話を聞けば俺インフルになったってね

照｢ちょっとしんどくなった？｣

蓮｢ちょっと、｣

照｢寝ていいから、早く良くなれよ｣

心よりも体は正直で、ありがとうと返したか返せてないか分からないまま

眠りについた