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蓮side





康「なんで連絡してくれへんの?」


「………」


康「康二くん、心配したんやで、?笑」


「もう………やだっ、」


康「蓮きゅん?」






康二くんは自分の来ていた上着を俺にかけてくれた






「ごめん、もう大丈夫。帰ろ」


康「大丈夫じゃない、蓮きゅん
このままやと壊れるよ?心が疲れるよ?」






康二くんの真っ直ぐな目が今の俺には痛く刺さる






康「嫌になんかならへん、嫌いになんてならへんから
思ってる事聞かせて?」


「っ……、もっと素直に生きたいのに
もっと上手く生きていたいのに

俺ってそんな不器用…かなっ?」






ラウールとは違って俺は悪くなってたこと
それを妬む自分が嫌になったことも






康二くんに打ち明けた






やっと学校の友達とか、家族のみんなと同じように
この嫌な気持ちをコントロールして
過ごせるようになってたのに…






康「ごめんね、ごめん。気付かへんくて」


「なんで、、康二くんが泣くのっ?」






俺の前でボロボロと涙を零している





康「蓮の痛みは、俺の痛みだからっ」





素直に泣けない俺の代わりに
康二くんが泣いてくれてる






我慢できなくて康二くんに抱きついた

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作者名:R | 作成日時:2020年5月11日 19時

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