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#9 ページ9

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淳太side






“中間先生!”



淳「はい!」



“さっき弟さん来られてましたよ”



淳「あ!そうですか、ありがとうございます」







って言ってもどの弟やねん







兄弟多いから、てか俺が長男やから全員弟事件







Aの病室に行ってみると







淳「なんや、望やん」



望「なんやってなんやねん」



淳「さっき看護師さんに弟来てるって言われてんけど、誰なんか分からへんかったから」



望「まあ、兄ちゃんからしたら全員弟やからな笑」









そう言って目線はまたAの元へ







俺はAの横の機械をいじる






望「まだ起きへんの?」



淳「いや?今日目覚めたみたいやけどまた寝てて」



望「そっか」



淳「久しぶりに発作出たもんな〜」





望が持ってた袋に目がいった






望「ああ、これ?笑

雑誌でも持ってってやろうかなって買ったんやけど、寝てんねんたら無理やな笑」




淳「おマセさんなお年頃やからな笑

目覚めたら読むんちゃう?置いといてやったら?」




望「せやな」








望がオシャレやから、Aはいつも服決めてもらってた笑









雑誌とか読むのも望の影響やと思う








淳「まだおる?」


望「うん、する事ないからおるわ」


淳「勉強しろや笑」


望「Aたんが目覚めた時1人やったら可愛そうやから」







人一倍周りのことを見て育ってきた望







年上の兄貴は妹の事ばっかりで







下の大毅や、Aはいつも俺や崇裕、照史にくっついてて







そんな俺らを見て育った望は








必然的にAと大毅の面倒を見てあげるお兄ちゃんになってた







淳「わかった、面会時間忘れんなよ?」


望「うぃー」







なんやねんその返事、って思いながら








それと同時になんだか心が暖かくなった気がした

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作者名:R | 作成日時:2018年12月30日 18時

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