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大毅side
HRも終わっていつもの様にAちゃんの教室に迎えに行った
大「Aちゃーん」
教室の外から一番奥の席をキョロキョロ見てたら
“あ、大毅くん？なんか今日調子悪いみたいよ？”
Aちゃんのクラスメートの子が教えてくれた
確かに机に突っ伏してる様子から見るとあんまり良くなさそう
教室にそーっと入って
大「Aちゃん、帰るで？」
声をかけると
「んーーーー」
これまたおっきな伸び笑
大「体調良くないんやって？聞いたで」
「寝たら治った笑」
大「ほんま？笑」
「うん、大丈夫」
そう言うから2人していつも通り電車で帰ろうとした
帰りは学生がいっぱいで混んでる時が多いからなかなか座れへんねん
今回もやっぱり席は空いてなくて入口付近に2人で立つことに
学校であったこととか、家帰ったらやらなあかんこととか話して
2人してきゃっきゃしてるのがいつもやねんけど
今日は違った
大「んでな、俺がそれやろうとしててんやんか」
Aちゃんがぼーっと足元を見つめてた
大「どうした？」
「なんでもない」
大「疲れた？」
「ちょっと、疲れたかも笑」
ちょうど駅について降りる人がおったから直ぐに座らせてあげた
「ごめんね？」
大「ええって」
心配しながら、でも沢山話しかけると応えなあかんし
しばらく様子を見とると
Aちゃんが膝の上に置いてたバックに顔を埋めてた
大「大丈夫？しんどい？」
「はぁ、大丈夫」
大「大丈夫やないやろ、次ぎ降りよ」
幸いにも次の駅へは一瞬やって
Aちゃんの支えるようにして電車を降りた
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作者名：R
| 作成日時：2018年12月30日 18時
