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#3 ページ3

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大毅side




高2の春






俺とAちゃんは駅のホームに並んでた






大「1時間目からあの先生の授業とかほんまに無理」



「私も眠くなる笑」






今日は少し暖かめの朝やった






「あ、電車くるね」






ひとつだけ空いてた席にAちゃんを座らせて、俺はその前に立った






「いつもごめんね?」


大「だからええんやって笑

俺が好きでやってんねんから笑」







ほんまに謝らんでもええのにな





俺の妹は生まれつき体が弱くて、特に心臓が弱かった






今はだいぶ落ち着いてきてて発作も全然出えへん






でも俺は気づいてた






大「Aちゃん、寒い?」



「え??」



大「いや、なんか顔色悪なったなって思ったから」



「バレた?笑 ちょっとだけ」






俺は直ぐにブレザーを脱いで貸してあげる





ありがとうって、その時触れたてはすごく冷たかったからびっくりしたことは内緒






周りからはえ?寒い?なんて目で見られるけど







そんなの気にしてられへん







前の席でニコニコしながら見つめてくるAちゃんが







今日も元気で過ごせますように

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作者名:R | 作成日時:2018年12月30日 18時

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