真冬の桜Ⅴ (ページ2)

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○ ページ2

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ラ｢佐久間くん、美味しいね｣

｢うん、美味しい｣

ラ｢阿部ちゃんどうやって調べたのかな～｣

ここはおじちゃんもいない
俺ら9人だけの空間

まあ、急遽決まったおじちゃんは
予約に間に合わなかったんだよね笑

だからここはおじちゃんの自由時間ってことでさ

俺の隣に座るラウールと翔太

そのラウールはテンションも上がってるのか
キャッキャと楽しそう

さすが、若いね笑

ご飯が運ばれて来る度に両サイドがうるさいのよ

翔太はうわっ！しか言わないし
ラウールは佐久間くんも食べてみて！って

｢わかったよ笑
食べる食べる笑｣

あからさまに痩せてる俺のこと心配してくれてるんだと思うんだけどね

美味しい、美味しいと
ラウールに返事をして

もう一口、食べ物を口に運ぶ

そしたら
ひゅっと、感じたそれは苦しさに変わる

｢、、ぅ、、げほっ、げほげほ！！！｣

ラ｢、、、！佐久間くん、！｣

翔｢佐久間、？｣

俺の変化にいち早く気づいた2人が
声を出すと、周りの視線もこっちに

涼｢、詰まった？｣

照｢いや、むせてんじゃない、？｣

ラ｢、詰まってるんじゃないと思う、｣

翔｢むせたっぽい｣

周りにバタバタとメンバー集まってきて
色んな手が俺を支える

ここに来てまで
迷惑かけてんな、、