真冬の桜Ⅴ (ページ21)

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空港について
おじちゃん先生お得意の個室に向かう

しばらく時間があるからって
そこにいたんだけど

なんかお偉いさん？
スーツを着た偉そうな人が部屋にやってきた

おじちゃん先生を呼び出して
英語でペラペラと会話を進めてく

翔｢何話してんだろ｣

涼｢さぁ、、｣

深｢阿部ちゃん英語わかんねえの？｣

｢ここからじゃ内容聞こえないもん｣

佐久間のそばにいるめめも
心配そうにドアの方を見つめてた

『みんな、飛行機飛ばないかもしれないって』

戻ってきた先生が開口一番に行ったその言葉

｢え、？｣

そう簡単に理解できる内容ではなかった

いや、別に難しい内容じゃないんだけどね

乗り継ぎする空港がある場所の天候が
予想以上に荒れてるみたいで

そこに向かうのが危険ってことだった

｢じゃあ、、もし飛ばなかったら？｣

『今、さっきのホテルに確認してみる
みんなもう少しここで待ってて？』

電話を持って先生は部屋を出ていった

ラ｢もう一泊ってなったら、、｣

翔｢……佐久間大丈夫なのかよ、｣

自然にみんなの目線が佐久間に集まるけど
その本人は、目を瞑ったまま未だ苦しそう

佐｢はぁ、、、、ふぅっ、、はぁ、、、、｣

翔｢大丈夫じゃ、ねえだろ｣

照｢翔太、なんも言うな｣

翔｢………っ｣

先回りして動いたつもりが
どうしてこうも、上手くいかないの、？

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