秘密 ページ16
「…あ、の…」
お「…ん。ふぅありがとね。びっくりした?笑」
おついちさんはそう言うと抱きしめていた手をぱっと離しニコッ笑った。
「…はい、それはもう…」
お「ふふっ。ごめんね。でもAちゃんのおかげですっこぐ元気出たー」
机の上にあったコーヒーをとり、さっきまで座っていた椅子に座る。
「元気が出たなら、良かったです…」
お「コーヒーもありがとね、すごく美味しいよ」
「ほ、ほんとですか…そ、れでは私はこれで…」
真っ赤になっているであろう顔を隠しながら部屋を出ようとしたその時だった。
お「Aちゃん」
名前を呼ばれ振り返る。
するとおついちさんは私の手首をぐっと自分の方へ引き寄せた。
「きゃっ…」
姿勢を崩し座り込んでしまう。
突然の事で理解出来ず上を見上げるとすぐそこにはおついちさんの顔があった。
お「さっきのは僕とAだけの秘密、ね?…」
私の耳元でこそっと呟く。
「は、はいっ、はい…!わ、わかりまし、た…!その、あの、えっと、おし、お仕事、頑張ってください…!しっ、失礼します…!」
恥ずかしさのあまり外に飛び出してしまった。
今まで気を張っていたのか糸が切れた用に力が抜けていくのがわかった。
扉の前で座り込み顔を出て押さえる。
「…はぁ…はぁ…ど、うしよう…心臓がいくつあってもたりないよぉ…」
私はおついちさんの部屋の前で一人呟いた。
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あるぴす(プロフ) - 沙月さん» コメントありがとうございます!頑張りますので気長に待っていてくれたら嬉しいです.....!! (2020年1月29日 2時) (レス) id: 98f516480d (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - 更新はゆっくりでいいの頑張ってください! (2020年1月28日 18時) (レス) id: d4566012e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるぴす | 作成日時:2020年1月27日 0時