謝罪 ページ14
どのくらい時間が経ったかな。
兄者さんは未だに起きない。
よし、もういっそ起こしちゃえ。
「兄者さん、起きてください」
兄「…んんっ…A…んっ…?!A?!」
兄者さんは飛び起き目を丸めている。
「おっ、おはようございます…?」
私も立ち上がり兄者さんに言った。
兄「本当にすまない!!!」
突然兄者さんが深々と頭も下げた。
「えっ、ちょっと!兄者さん!」
顔を上げてもらう為に駆け寄る。
兄「…初めてAと会った日。俺ゲームでちょっとピリピリしてて…ろくに挨拶できてなくてすまねぇ。…それで酒飲んで寝てたらAが来たってわけ…」
私は兄者さんが言ったことに驚いてしまった。
こんな礼儀正しい人、だったんだ。
本当にいい人だ、
「兄者さん頭を上げてください、私は大丈夫ですから。」
兄「…すまねぇ」
うぁ、さすが兄弟。弟者さんみたいにたれた耳が見える…。
「ふふっ、朝ご飯も持ってきたので召し上がってくださいね」
兄「美味そう…Aが作ったのか?」
「はいっ、そうです。お口に合えばいいんですけど。」
兄「Aの料理が口に合わないわけないだろ。ありがとう(チュッ」
そう言って私のほっぺにキスをした、
私はぼんっと顔が赤くなっていった。
その後おついちさんから兄者さんは外国に行っていたことがあり、現地の挨拶が未だに抜けないということを聞いたのはまた別の話。
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あるぴす(プロフ) - 沙月さん» コメントありがとうございます!頑張りますので気長に待っていてくれたら嬉しいです.....!! (2020年1月29日 2時) (レス) id: 98f516480d (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - 更新はゆっくりでいいの頑張ってください! (2020年1月28日 18時) (レス) id: d4566012e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるぴす | 作成日時:2020年1月27日 0時