【鬼滅の刃】誰が翻訳機だ【冨岡義勇】

一文翻訳済み ページ2

〜A〜



春の日差しがぽかぽかと暖かい。

私は、1人の女性の屋敷の中で1人、などを見上げた。



「本当にあなたは言葉足らずですねぇ‥‥‥‥。そんなんだから、」


「俺は嫌われていない。」


「はぁ。」



そして、私のそばで言い合いをするふたりの男女、もとい義勇と胡蝶さん。


私は今日も今日とて、義勇が入っている鬼殺隊の最高位である、柱の皆様の1人に呼び出される。


今回、私を呼んだのは蟲柱の胡蝶しのぶさんだ。




「Aさん、翻訳お願いします。」



義勇を呆れるような目で見ながら、私に翻訳を、と促す胡蝶さん。



「えっと、義勇は炭治郎くん達に

「次は胡蝶を怒らせないように気をつけろ。胡蝶が疲れてしまっては誰が怪我人の面倒を見るんだ。胡蝶にも迷惑だしな。」 と、注意したつもりみたいです‥‥‥‥。」



あぁ、いつもの事か。

私はオドオドしている義勇の顔と先程の言葉を聞き、義勇が言いたそうな事を思い浮かべる。

そして、それを胡蝶さんに伝えた。



「最初に私が聞いた言葉と全然違うじゃないですか。冨岡さん、そんなんだから、みんなに嫌われるんですよ。」



「‥‥‥‥俺は嫌われていない。」




ムスッ、と拗ねた顔をする義勇


しかし、胡蝶さんにはそれが伝わっておらず、「いい加減認めたらどうですか？」とため息をつかれた。


‥‥‥‥‥いや、私は翻訳機じゃないんですけどね！

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