【鬼滅の刃】奥様、今日も素敵です！

奥様、柱と対面するらしい ページ25

〜ＮＯ〜




「、、、、、、鬼舞辻無惨も美人好きなんですかねぇ。」



明らかに場違いな発言をする甘露寺に、柱と炭治郎、挙句の果てに当の本人にまで凝視される。



「、、、、、、すみません、穴があったら入りたいです。」



だばだばと汗を流す甘露寺に気がついたのか、胡蝶がそっ、と手拭いを差し出す。



「ありがとう、しのぶちゃん、、、、、、。」



甘露寺は胡蝶から手拭いを受け取ると、そのまま目に生気失い、ぽけーっ、と膝まづいき続けた。



「まぁ、だけど甘露寺の言うことも、あながち間違いでもないんじゃねぇのか？」



派手に美人だしな！人間なら俺の四人目の嫁でも良いぐらいだぜ！と付け加える宇髄。果たして彼は音柱としての自覚が有るのだろうか。、、、、、、いや、有るとは思われるが。



(何だっけ、あの雲の形、、、、、、。)



全柱が焦る中、一瞬はAの美しさに気を取られたものの、最年少である霞柱、時透無一郎はただ1人空に浮かぶ雲の形を思い出そうと他の柱とは別の事に頭を捻った。



「お館様、では何故鬼舞辻無惨の妻がここに居るのですか。」



「炭治郎が私に教えてくれたんだよ。人を食べない鬼がまた出た、ってね。」



「お館様！話を遮ってしまって申し訳ないですが、そこの美しい女性は鬼舞辻無惨の妻で、しかも、人を喰わないという事でしょうか！」




混乱していた頭を纏めようと、炎柱、煉獄杏寿郎が口を開いた。




「そうなるね。」

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