【鬼滅の刃】奥様、今日も素敵です！

奥様、鬼殺隊本部に行くらしい ページ21

〜ＮＯ〜





「そうなのね、教えてくれてありがとう。」



「いえいえ。Aさんも聞いてて嫌な気分になりませんでしたか？」



「私は大丈夫よ。それより、妹さんは普段どうしてるのかしら？普通の鬼は太陽に当たれば灰になって消えるもの。」





今はまだ日が出てるしね、と付け加え、Aは日傘の中に炭治郎が入るように動かす。





「あぁ、禰豆子は普段、俺がしょってるこの箱の中にいるんです。」



「箱の中？体の大きさを変えて入っているのかしら？」





炭治郎のしょっている箱の大きさを見て、10歳以上だと入らないのでは、と判断したのか首をかしげながらAが言う。





「はい。もうすぐで本部なので、日陰があれば見せますね。」



「きっと、可愛い子なんでしょうね。」



「自慢の妹です。」





仲がいいのね、と驚くAに炭治郎が質問した。





「Aさんは、兄弟とか居ないんですか？」



「さぁ、分からないわ。人間だった頃は居たのかもしれないわね。今は、覚えてないか
ら、、、、、、。」



「あ、そうですよね。すみません。禰豆子も、人間だった頃の記憶が無いんです。未だに幼子みたいで。自我は保っているみたいなんですが、、、、、、。」






Aの答えに、炭治郎は禰豆子の事を思い浮かべながら返す。






「、、、、、、でも、俺は禰豆子は人間と同じだって思ってます。鬼になったばっかりの頃、飢えているのに、俺を喰わずに守ってくれたし、人間を襲ったことも無いし。もちろん、食べたこともありません。」



「そうなの、凄いわね。私も人を食べないからよく分からないのだけれど、鬼って飢えていたら何がなんでも人を食べようとする、って聞いたもの。

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