【鬼滅の刃】奥様、今日も素敵です！

奥様、珠世に会うらしい ページ17

〜炭治郎〜




人間を喰わず、日光への耐性。鬼舞辻無惨の呪いも無いなんて、、、、、、。




「、、、、、、Aさんは、特別な鬼なんですね。」




「そうかしら？」





Aさんの血があれば、禰豆子を人間に戻す薬の研究が捗るかもしれない。


そう思って、俺は断られること覚悟でAさんにも採血を頼む。






「別にいいわよ。でも、採血なんでどこでやるの？」




「俺の知り合いのところでやってもらいます。」




「分かったわ、案内はよろしくね。私の血をとったら、何かいい事でもあるのかしら？もし、それが無惨様に悪影響なら、遠慮することになっちゃうのだけれど。」






鬼の雰囲気とかは一切感じなかったけど、やっぱりAさんは無惨の妻なのだ、と改めて感じる。





「それじゃあ、ついてきてください。」



「歩くの？疲れるでしょ、鳴女に飛ばしてもらった方が早いわよ。あ、私が飛ばした方がよろしくて？」



「えっ。」





Aさんの思い付きに、思わず驚きの声を上げる。

だって、俺が今まで出会ってきた、聞いてきた鬼は体力が底無しに近くて、再生能力が異常だったから鬼って疲れないものなのかと思っていた。





「大丈夫よ、私の血鬼術の一つで、戦闘用では無いものだから、攻撃は出来ないわ。
、、、、、、それでも心配なら、炭治郎君には悪いけど、歩くしかないわ。」






、、、、、、！何だ、俺のことを気遣って言ってくれたことだったんだ。


優しい人だな、きっと人間だった頃も優しくて、美しい人だったんだろう。

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