【鬼滅の刃】奥様、今日も素敵です！

綺麗な女性は、鬼らしい ページ15

〜炭治郎〜





今日は少し寒いな、明日はもっと寒いかもしれないから、禰豆子のいる箱には毛布でも入れておこうか。



いや、でも鬼は寒さを感じないのかな。




俺は、そんな事を思いながら任務帰りの浅草通りを進む。




ふと、顔を上げると赤い日傘を差した黒髪の女の人が前を歩いていた。





、、、、、、この人、匂いが可笑しいっ、、、、、、！




もしかして、鬼、、、、、、？




俺は、勇気を振り絞って女性に話しかけることにし、彼女の肩をポンッ、と優しく叩く。





「、、、、、、あなたは、鬼ですよね？」






俺の声に女性が振り向いた。




その顔が見えた時、俺は無自覚にも息を飲んでしまった。




陶器のように白い肌、艶やかな黒髪、、、、、、ぱっちりとした紅い瞳が彼女の美しさを際立てていた。




なんて綺麗な女性なんだろう、、、、、、。




「よく分かったわね、坊や。あなたお名前は？」




、、、、、、やっぱり、鬼なんだ。



彼女の容姿に気を取られていると、女性が俺に名前を聞いてきた。




「俺は、竈門炭治郎と言います。階級、丙の鬼殺隊の剣士です。」




「炭治郎君ね。私は鬼舞辻A。」





鬼舞辻、、、、、、！？




「そうよ、お察しの通り、私は鬼舞辻無惨の妻よ。」




「無惨のっ、、、、、、！？」

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