【実ｼ兄者】添い寝だけ。【uszw】 (ページ8)

今日:10 hit、昨日:13 hit、合計:12,507 hit

7 ページ8

シンプルな色合いでまとめられた寝室。セミダブルサイズのベッドの上には2つの枕と2枚の毛布。自分用と別々のを用意してくださってみたい

布団に入るなりまた背を向ける佐々木さん
明日大事な予定が入ってるみたいだからやっぱり早く寝たいのかな？
「おやすみなさい」と声をかけて心の中で(佐々木さんが眠れますように)と願いながら目を瞑った

・

翌朝、なんだかコーヒーとトーストの香ばしいいい香りで目が覚める
時計はまだ6時。佐々木さんもうご飯食べてるのか…私も支度してコンビニ寄って朝ごはん食べてから会社行かないとな……
寝室の横の扉が空いている。リビングに繋がっているみたい。とりあえず、声掛けなきゃ

「おはようございます」
「おはようございます。山田さん宜しければご飯食べていきます、？」
「え！いいんですか！？」

私の反応を伺うように言う佐々木さん。コンビニで済ませようと思っていたけど手作りの朝食なんていつぶりだろう…と考えてると「食べたいです」だなんて声に出してしまった。食いしん坊だと思われたかも

「良かった〜。洗面所使ってください」

そう言って笑う佐々木さん。初めて見る笑顔。口角が上がってて可愛らしい

・

準備を済ませお互い向き合って椅子に座ると、丁度出来たみたいでトースト、ハムエッグ、サラダ、コーヒーと私の理想の朝ごはんが目の前にある。幸せすぎる

「「いただきます」」

2人揃って手を合わせサクサクのトーストから頬張る
続いて暖かいコーヒー

「はぁ……美味しすぎる」
「良かったです。そのコーヒー、蜂蜜入ってるんですよ。美味いですよね」
またまた笑顔の佐々木さん。ちょっと肩を上げて笑う姿にこちらも笑顔になる

「山田さん、お仕事忙しいみたいですね」
「そうなんですよ…だから手作りのご飯食べたのも久しぶりです」

「そういえば、佐々木さんはお仕事何されてるんですか？」
「え、………あー……なんというか、、在宅ワーク、？ですかね……」
「なるほど、、」

もしかしてこれは触れてはいけない話題だった？？？