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牛沢side


添い寝フレンドを続けているうちに、俺達の中でのルーティンが出来ていった

・夕方Aちゃんが会社終わりそのまま家に来る
・Aちゃんが風呂に入ってる間に料理
・一緒にご飯を食べる
・片付けてもらってる間に俺が風呂に入る
・テレビ見たりそれぞれ仕事したりする
・就寝

…こんな具合にいつも過ごすようになった。特に何か言って決めた訳でもないがお互いこのサイクルが心地よくて今に至る



前に交換した私用の連絡先はただただ交換しただけで全く使っておらず、マンションに着いた時には今まで通りアプリ内のDMにメッセージが入ってくる







既に添い寝フレンドを初めてから3ヶ月以上経った今になって一つ悩みがある
それはこの「添い寝だけ」の関係を辞めようか、という事

決して「恋人になりたい」とかそんなんではなく。
家の中で好きに仕事が出来る俺とは違って会社から持ち帰って仕事をする事もあるAちゃんに、添い寝してもらう為だけに週に三回もうちに来てもらう事が負担なんじゃないか、と思ってきたのだ

アプリを開き、設定画面の「退会」の文字を見つめる


あぁ、今すぐにでも決断出来たらいいのに。やっぱり渋ってしまう
この「退会」を押したらもうAちゃんと会う事も無くなるのかと考えるとなかなか指が動かない


そう悩んでる間に時計を見ると6時。そろそろAちゃんが家に来てくれる頃だ


ふぅ、とため息を着いてからスマホを消して冷蔵庫を開き食材の確認をする。さて今日は何を食べよう

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:こっぺ | 作成日時:2022年9月8日 0時

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