にじゅー ページ22
私が学園での生活にも慣れてきた今日この頃。
街に食材を買いに来た時、後ろから声をかけられた。
「あれ？もしかして忍術学園の食堂のお手伝いさん？」
『え、なんでわかるんですか！？！？』
ん？なんか見たことある気が……？？
清「すいません急に！俺、馬借便をしてる清八って言います！いつも若旦那がお世話になってます！」
若旦那……？横にいる馬には荷物を詰んでるから馬借？あ！もしかしたら……
『団蔵君のお家の方ですか？』
清「そうです！もしかしてこれから学園に帰るんですか？」
私が頷くと荷物から一通の手紙を出した。
清「これ、お届けしてもらっていいですか？」
『勿論です！！お仕事お疲れ様ですー』
そう言ってから私は学園に向かった。
そう言えば、誰宛だろう？見てみると見慣れた住所と名前が書いてあった。
『と、留のご両親からだ………！！』
これを持ってるのは何だか変な気持ち。早く留に渡したいよ……
お昼ご飯を食べ終わった時、留を追いかけて手紙を渡すことにした。
『留っ！！ちょっと、いいかな？』
留「おぉA！どうした？何か用か？」
二人だけになりたいので私の部屋に呼んだ。
『これ、清八さんから預かってきたの。』
名前と住所を見て留の顔色が変わった。
雑に封を切ってから手紙を読んだ。しかし、すぐに留は手紙をビリビリにちぎり始めた。
『ちょっと！！何してんの！！』
言っても辞めずにビリビリとちぎっていく。
留「すまないA、少し考えさせてくれ」
そう言ってすぐに部屋から出ていってしまった。
・
相当怒ってたよなぁ。手紙、内容気になるな。
そう思ってちぎれた紙を何とか元に戻していった。
するとそこには、「戻ってこい、一度話そう。」とだけ書いてあった。
何も知らない人から見ればこれだけでなんで怒るかわからないと思う。でも、大反対してた両親をなんとか説得して、一人で村を出て、6年も頑張ってきた留に対してこの言葉は心に鋭く刺さったんだと思う。だって、一人前の忍者を目指す留の事信じてないみたいじゃん。
これはさすがに………！！！！
・
気づけば私は勢いよく走り出して留の元に来ていた。
・
『留！！！今から家に帰って両親を説得させに行くよ！！！！』
留「はぁぁぁぁああぁぁぁあ！？！？！？！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こっぺ(プロフ) - 蒼真さん» 完結するまでなかなかまとまらないですよね……！難しい気持ちよくわかります(;_;)完結まで頑張ってくださいね！！！ (2020年1月26日 19時) (
レス) id: 333d27e79f (このIDを非表示/違反報告)
蒼真(プロフ) - こっぺさん» はい、お疲れ様です！その時は是非いかせていただきます。自分も忍たまの作品やらを掛け持ちしていてまだ、完結していないので見習わないと(⌒-⌒; )がんばります (2020年1月25日 22時) (レス) id: a579b3e17e (このIDを非表示/違反報告)
こっぺ(プロフ) - 蒼真さん» コメント返すの遅れてすいません！！！完結いたしましたぁー！！留さん良きですよねぇ！応援ありがとうございます！忍たまの作品をまた作ったら是非見てくださいね！ (2020年1月25日 20時) (レス) id: 333d27e79f (このIDを非表示/違反報告)
蒼真(プロフ) - 完結おめでとうございます！留さんかっこいいです！！また忍たまの作品楽しみにしてますこれからも書いていってください！！応援してます☆ (2020年1月7日 16時) (レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
こっぺ(プロフ) - リンゴさん» コメントありがとうございます〜！只今受験生の身ですので暫くしたら更新したいと思います！続き頑張りますのでこれからも楽しみながら読んでいただければと思います！！ (2019年2月24日 23時) (レス) id: 333d27e79f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こっぺ | 作成日時：2018年11月25日 20時
