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「ふぅ……あったかい……」
自分の住んでいるアパートよりも広い湯船でくつろぐ
部屋も広かったけれどお風呂も広いだなんて羨ましいなぁ、と呑気に考えていた
自分の使っているものとは違う男物のシャンプー。キヨくんの匂いとは違うけれど、香水とかつけてるのかな……
って、気持ち悪いな何考えてんだろ私…
ふと我に返り、すぐにお風呂から出た
・
「着替えとお風呂貸してくれてありがとう」
「おー温まったか？」
トレーナーとジャージのズボンが洗面所に置いてあり、ありがたく貸してもらった
どっちもキヨくんが着ているのを見た事あるもので、大切な服を貸してくれたんだな、と分かりなんだか嬉しくなった
「ははっ、すげぇぶかぶかじゃん」
そう言ってソファから立ち上がりこっちに歩いてくるキヨくん
そっと私の腕をとり、裾から手が出るように捲ってくれた
「あ、ありがとう」
「ん。足は？捲る？」
ズルズルと引きずっていたズボンの裾も丁寧に折りたたんでくれたキヨくん
中学までの彼と比べて大人な男性になったな、だなんて意識してしまって声が上ずってしまった
「さっきの服洗濯しといたから。乾いたらタクシー呼ぶしそれまで遊んでよーぜ」
ニヤニヤしながらキヨくんが出したのは今私がハマっているマリオカートのソフト
もちろん！だなんて意気込んで2人でゲームをした
・
「お、洗濯終わったわ」
ピーピーと終わりを告げる洗濯機の音。あぁ、もう終わりかまだ遊びたいなぁ…なんて子供みたいなことを考えながら2人で洗面所に向かった
「しっかり乾いてるみてぇだな」
「うん！ありがとう！」
「じゃ、俺タクシー呼んどくし着替えろよー」
そう言って洗面所から出ていったキヨくん
ブカブカのトレーナーとズボンを丁寧に畳んで自分の服に着替えた
「ほんとありがとね」
「おう！この借りは今度烏龍茶奢りで許してやる」
「ふふふ、はいはい」
目を細めて笑う彼につられて私も笑った
・
タクシーの中で楽しかったなぁなんて考えながら外を眺めてボーッとした
もし私達が本当の夫婦でキヨくんと住んだら毎日あんなに楽しいのかな？
ふとでた考えを消すようにブンブンと頭を振ると運転手さんが「着きました」と低い声で教えてくださった
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こっぺ(プロフ) - 96みや。さん» 96みや。様、２回目のコメントありがとうございます！！♡ 大好きな作品と言っていただけて本当に嬉しいです！無事に完結できてほっとしてます！笑 こちらこそ、最後まで読んでくださりありがとうございました(；；)♡♡ (2023年4月18日 22時) (
レス) id: 10d18cb57b (このIDを非表示/違反報告)
96みや。 - 最初から最後まで沢山楽しませてもらいました~！本当に大好きな作品になりました…完結おめでとうございます♡お疲れ様でした！！ (2023年4月17日 21時) (レス) @page30 id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺ(プロフ) - 96みや。さん» コメントありがとうございます！96みや。様にとっての大好きな作品になれて嬉しいです(;_;)♡ゆっくり更新にはなりますがまだ見ていただけると嬉しいです！ (2023年1月9日 21時) (レス) id: 2280d0da02 (このIDを非表示/違反報告)
96みや。 - この作品大好きです(T T)♡更新有難う御座います〜.ᐟ.ᐟ(՞_ ̫ _՞) (2023年1月9日 17時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺ(プロフ) - 心愛さん» コメントありがとうございます！神ってるなんて嬉しすぎる言葉、泣いちゃいます(;_;)♡ (2023年1月6日 22時) (レス) id: 2280d0da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺ | 作成日時：2022年10月16日 22時
