【実ｼ兄者】結婚なんて聞いてません！【ky】

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「みてー！みんなと連絡先も交換しちゃった！」
「いつのまに…」

俺の知らない間にあの3人と連絡先を交換していたA。
なんだかモヤモヤしてしまう



……って、なんでモヤモヤしてんだよ俺は




・




「そろそろお昼食べに行こっか？」
「おう、そだな」

土日はほとんど一緒に遊ぶようになったある日。今日の昼飯は2人でカレーを食べに行く事にした

2人で向き合ってカレーを食べていると、机の上に置いていたスマホに着信が入った


レトルト今からお前ん家行くわ

カレーを食べていた手を止めて急いで返信をする

キヨは!?今日無理だって

次の1口を食べた所ですぐにまたメッセージが来た

ガッチマンもう着いた
牛沢開けろ
キヨ強盗かよ

しまった……さっきまで家で遊んでたからAの荷物が置いてあるんだよな…
4人は事情を知ってるけど、なんか紹介したくねんだよな………



「お仕事？」「いや仕事っつーか友達っつーか」

会話画面が見えたのか、首を傾げて聞いてくるA

「すぐ荷物だけ持って今日は帰るね！」
「わりぃ…ほんとごめんな」

あぁ、まだAと遊んでたかったのにな。だなんてガキみたいな事を思いながら、俺の家へと帰った


・


玄関の前には3人が待っていた

「撮んぞ」だなんて言ううっしーに「勝手に来んな！」とまずは怒鳴る
すると、今まで俺の後ろに隠れていたAがひょこっと後ろから姿を出し、「初めまして」と3人に挨拶をした

その瞬間、ニヤニヤして食いつくうっしーとガッチさん


「キー坊全然奥さんの事紹介してくれねぇじゃ〜ん！何で？」
「形だけとか言いつつ仲良いじゃねぇか〜！」
「やっぱからかうと思った！だから紹介したくなかったんだよ！！！」


壁システムが発動して黙ったままのレトさんにも怒鳴りながら鍵を開けた





Aが荷物を持ち、「じゃあ失礼します」と部屋から出ようとすると「え？帰んの？いいじゃんここにいて」
だなんてヘラヘラしてるうっしー

「え！見てていいんですか！」
「A食いつくな！」
「いいよいいよ〜旦那さんの姿見てきなよ」

笑いながら言ううっしーとガッチさんに「ありがとうございます」だなんて笑うA
しかも今日に限って実写の撮影
……絶対集中出来ない





はぁ、とため息つきながらも仕方ない…と受け入れて気持ちを切り替えた

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