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「うそ…でしょ、?」


翌日の席替え。引いたくじは3番。そして牛沢くんの引いたくじは9番



「あ、あーちゃんどうしよう!本当に隣だよ、!」
小声であーちゃんに伝えると
「え!良かったじゃん!」
だなんて嬉しそう。いやいや、嬉しいんだけどまさか本当に隣になるなんて思わないじゃん!


「どうしよう、緊張しちゃって話せないよ!」
「よろしくねーとかでいいじゃん?」


それが言えないのに!なんて思ったけど、すでに机の移動が始まってしまって言えなかった


今まで離れていた牛沢くんとの距離が急に隣になるだなんて……
ガタガタと机を引きずる音や隣になれて喜ぶ声でうるさい教室。私の心臓はそんな教室に聞こえているんじゃないかと思うほど大きく鳴っていた



「よーしじゃあ授業始めるぞー」

先生の声で授業が始まる。が、全く集中出来ない
だって隣にはあの牛沢くんがいるんだもん


ちらり、と離れた席にいるあーちゃんを見る
あーちゃんの隣は去年同じクラスだったキヨくんで仲のいい2人は早速何か話している様子




緊張で牛沢くんのことすら見れないよ〜!あーちゃん助けて!!!
という私の思いが伝わったのかこちらを見るあーちゃん


(が・ん・ば・れ)


口パクでそう伝えるとまたキヨくんとの会話に戻ってしまった。あーちゃん〜!!!!





緊張したまま一限が終わってしまった


「なんか疲れた…」
「大丈夫だよまだ時間はあるから!」


私の頭を撫でて励ましてくれるあーちゃん
はぁ。優しさが染みる…


「そうだよね…私頑張るね!」












そう決意したもののそれから1週間、何も話せずにいた

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設定タグ:牛沢 , キヨ , フジ、レトルト   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:こっぺ | 作成日時:2022年10月4日 14時

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