B!E!S!T! BEST！ (ページ32)

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☆ ページ32

貴方side

はぁ。大ちゃんに言い過ぎたな、。大っ嫌いとか思ってないのに。なんでかな。っ。でもさ！女の子の告白を振るなんて、ひど過ぎない！？(まだ小6なので許してあげてくださいww)。けど、BESTのみんなも告白されるのかぁ～そりゃそーだよなぁ～。割と顔も？性格も？運動神経も？学力は……やーひかと大ちゃんを覗いていいし。あれちょっと待て？割とBESTって完璧な彼氏じゃね？……。

いや。アイツらを彼氏にするなんて無理だ。

次の日_______________

私はハブられるようになった。
その代わりBESTは、、。

｢ねぇ～伊野尾くん！数学教えて！｣

｢薮くんサッカー上手いよね？すごい！｣

｢髙木くん、海について詳しいんでしょ？｣

｢大ちゃん大ちゃん！昨日テレビみた？｣

｢ベースって何？私もできるかな？？｣

人気者になっていた。

いや、元からこうだったのかもしれない。

私の元々のポジションが、立ち位置が、一日にしてなくなったのだ。

でも寂しいのは？私だけじゃないのかな、

BESTはいつもどうり笑顔で笑ってる。

むしろ楽しそうに見える。

私って……。

私って……。

ホントにBESTの中の一人なのかな。

女｢あ～Aちゃんじゃ～ん？昨日大貴くんちに行ったんだって？それで、大貴くんを振ったんだって??えええ～それめっちゃ大貴くん可哀想じゃない？サイテー。まじサイテー。｣

貴｢え？振ってなんかないよ？まず、告白されてないよ？｣

女｢じゃあ、なんで大貴くんの家から出てきたの？私、Aちゃんが大貴くんの家から出てくるの見たんだけど？｣

貴｢そ、それは○○ちゃんをなんで振ったの？って怒りに行ったんだよ？だって、私より可愛いし、賢いし、おしゃれだし、振られる理由なんてなんもないじゃん？｣

女｢……。男たらしって意味知らないの？｣

貴｢……？｣

女｢いつも、いつも、いつも！幼馴染がなんだか知らないけど一緒に行動してるじゃん？もうさ小6だよ？そろそろ女友達見つけたら？｣

そうだ。そーだったんだ。BESTには学校にもたっくさんの友達が男女関係なくいるけど、私にはBESTの5人しかいなかったんだ……。BESTがいなかったら私は、、。1人なんだ？、、

女｢これは、いじめでもなんでもないから。絶対先生に泣きつかないでね？5人はあんたのものじゃない！みんなのものなんだから！｣

……。私の1人ぼっちの人生が今始まった。