誰かこいつを止めてくれ【梅原裕一郎】

＊28 撮影 ページ33

『よろしくお願いしま〜す』



早めに来たスタジオ。




今日はアテレコじゃなくて

撮影用のスタジオ




例のフォトブック用の室内と屋外で撮るものがあって

今日は室内撮影




「凛花さん。


先メイクの方させていただきますね。

こちらの方座ってくださーい。」





プロの方にメイクされると


凄いナチュラルで自然体なのにいつもの私より可愛く見える。



衣装も全体的にナチュラルな感じで



雰囲気が無印良品




私、今無印良品の女みたい←



え、完全に無印良品





梅「無印良品とか思ってるだろ」




後ろから声をかけられて後ろを振り向くと

めちゃくちゃかっこいい、いや、いつもだけど


いつもより無印良品で(？)



なんて言うか、凄い優しそう…？な好青年って感じの裕一郎が立ってた
でも、裕一郎は顔を背けちゃった



梅「(いきなりこっち向くなよ可愛いとか言いそうになっただろ馬鹿？！)」




『え、写真撮りたい


ってか最高潮に私今可愛くない？』



梅「まぁ、プロの人に任せたら良くなるでしょ。

顔面の無駄遣いで有名な汐田さんですからw」



『えっ、私の事遠回しに可愛いって言いました？♡』



梅「調子乗ってるとその顔面に右フックぶち込むけど」



『やめて！！』



「準備整いましたので、こちらで撮影します！



梅原さんがこっちで、汐田さんがここ

背中合わせで…
そうそう！それじゃ撮ります」


ｶｼｬｯ ｶｼｬｶｼｬ


「それじゃあ、梅原さんの腕にしがみつく？

腕を絡める感じで」



梅「相変わらず貧相な胸でいらっしゃるようでw」



『後でシバき回すからな覚えとけよ』





ｶｼｬｯ ｶｼｬｯ



〜〜〜〜〜〜

「確認お願いします！
一旦休憩入ってもらって大丈夫なんで！」



『はい！


え、見てこれ。めちゃくちゃ可愛いよね？』


梅「俺の隣にいる人は口を開かなければまともなのに」



〜〜〜〜


同じく撮影現場裏で


『梅原、ちょっと口開けて』


梅「絶対なんか悪いこと考えてるでしょ」


『疑うのね！』


梅「ヒント お前は嘘をつくとき俺を梅原と呼びます」



『ただのじゃがりこ 激甘まりも味』

ｶｼｬｯ

梅「何それw

…別に普…？！辛っ！！！

おま、馬鹿っ、水」



『激辛インドカレー味でござるwwww』



梅「死ね…っ！ごほっ」



「ん、この写真。

休憩中じゃないですか」



「自然体で良いでしょ。

しかもこれ、本人達自覚してないけど食べさせてるし…全く…若いなぁ…」

＊29 ご飯→←＊27 最後

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す