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SM「それで、何しにここに来たんだ？」
HJ「コーヒー買いに来ただけだよ。そしたら、2人の姿が視界に入ったもんだから近付いてみたら俺の連絡無視していいとか話してるし...」
口を尖らせて子犬のような目をAに向ける
「勉強終わったら返そうと思ってたよ...」
HJ「じゃ、勉強終わったらすぐ返信してよね？待ってるから」
そうして、お前もまた明日な、と僕の肩を叩きその場を離れていった
余裕を漂わせるその後ろ姿と
それが見えなくなるまで見送るAの視線に
何だか不安な気持ちが募る
SM「ヒョンジンと連絡先交換したの？」
「でも、ほぼ強制だよ？」
と言って昨日の出来事を話す
SM「なんでいきなりAに？」
「私も謎だったんだけど、まぁスンミンの友達なら...」
ねぇ、ほら
「悪い人ではないよね」
予想していた通り、僕の友人であることでヒョンジンに対するガードが緩くなった
A、自分では気付いてないだろうけど
SM「...気になる？」
「え？」
SM「ヒョンジンのこと」
「面白い人だな、とは思う」
そう言いながらヒョンジンからであろうメッセージを読んで少しだけ口角が上がったのを見逃さなかった
この短時間であいつはAの心に入り込んでいる
スマホで文字を打ち込もうとする君の手を止めて
"あいつはちょっと、難しい奴だよ"
と、言いたい言葉は喉でつっかえて
SM「返信...勉強終わってからでしょ？」
「そうだね、早く終わらせちゃおう」
こんなことでしかヒョンジンとの繋がりを少しでも遮ろうとすることしかできない僕は
いつまで経っても
Aの心には触れることは出来ないままだ
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作者名：autumn. | 作成日時：2024年2月8日 2時
