呪術師はむちむちが好き【夏油傑】

10.子供扱いは嫌だけど、子供限定のサービスは羨ましい(お子様ランチとか) ページ10

*


な、



A「な、にしてるの！？」




急いで手を引っ込めると


元凶の彼はサングラスの奥で不満そうな眼をしていた。




五条「夏油にもしてたじゃねーか。」


A「は！？、手を嚙んでたわけじゃないし！」


五条「そーかよ。そんなことよりA、お前顔赤いぞ。




何、意識したの？」





いたずらっ子の笑顔を向ける五条は


その見た目のせいで、いじわるをしたのに絵になっている。




A「意識してない！！もう車来たから乗るよ！


夏油、残りのクッキーあげる。『自分で』食べて！」



こいつらと一緒の席に乗るわけには行かないので


急いで助手席に乗った。



車でもいろいろ言われるかと思ったのに


夏油だけでなく、五条もこの日はおとなしかった。









A「ううう…硝子〜。

あれ私が悪かったんかなぁ。」


家入「いや、その二人がやばいでしょ。」


A「そうだよね！夏油はともかく、

五条に何で嚙まれなきゃいけないんだ。」


家入「いや、夏油も…」



「私がどうかしたのかい？硝子。」



教室で硝子に昨日のことを相談していると、


後ろに夏油がやってきていた。



家入「何モナイヨー。」


A「あ、えっと…夏油ごめんね？」


夏油「何のことかな。」



A「ほら、昨日私が夏油にクッキー食べさせようとしたから


子供扱いされて、怒ってあんなことしたんでしょ？」



家入「っふ、」

え、何で硝子笑ってんだ。



夏油「…あんなこと誰彼構わずやってはいけないよ、A。」


A「う、ごめんなさい…」


夏油「あと嫌なことはちゃんと嫌って伝えるように。」


A「？うん、分かった！」




家入「っ、夏油、お前も大変だな。」


夏油「…まぁAだからね。」


*

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