8.子供の時は卵ボーロが好きでした ページ8
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五条「おい、奥詰めろA。お前の幅のせいで狭い。」
A「これ以上の奥は車外なんだけど??」
夏油「悟、狭いなら助手席行くか?」
五条「移動するのもめんどくせーからいい。」
車の後部座席で私、夏油、五条の3人で並んで座っている。
横が夏油なのがせめてもの救いだ。
A「もー。五条が子供威圧するから苦情が来てたんでしょ?
それで任務に同行してるんだから、優しくしてほしいもんだよ。」
五条「ちゃんと『逃げろ』って言ってやってるよ。」
A「その高身長で無愛想に見下されたら怖いんですー。」
五条「知るか。助けてやってんだからいいだろ。」
夏油「非術師を守るために呪術はあるんだ。対応も大切だろ?」
五条「…傑だって怖がられてんじゃん。」
A「ほら、あのー…身長が高いから!」
夏油「フォローありがとうね。」
全く…五条も少しは夏油を見習うべきだ。
今回の任務先では、子供が行方不明になっているらしい。
一般市民の保護も必要ということで、同行している。
うっそうとした森の中を3人歩きながら進んでいく。
見通しが悪くてすぐには子供が見つかりそうにない。
A「けんた君ー!迎えに来たよー!!」
五条「よく名前覚えてんな。」
夏油「…悟、ちゃんと資料よまないと、」
ガサッ
奥から音がして、小さな頭が見えた。
A「あ、あそこかも!」
五条「急に走ってこけんなよ?」
そんな声を聴きながら草むらのほうに走っていくと、
案の定そこにはおびえるように丸くなった子供がいた。
小さくしゃがんで、目線を合わせるように名前を呼んでみる。
A「けんた君、かな。」
小さな肩がビクッと揺れた。
A「私はA。お母さんにお願いされて迎えに来たの。」
うるんだ目がこちらを見た
「、お、うち帰れる?」
A「うん、一緒に帰ろ?」
差し出した手に小さな手がのせられた。
手を引いてそっと抱きしめるように抱っこする。
A「よしよし、怖かったね。」
五条「あとは呪霊をぶっ殺すだけっていうわけだ。」
夏油「悟、子供の前なんだから言葉は選んでくれないかな。」
A「そーだそーだ。」
そんな風に話していた時、
音もなく大きな影が広がった。
「カエ、セ、」
*
9.あーんってやって食べ物が落ちる確率って4割はあるでしょ→←7.そういえばラフランスの果実は食べたことない
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パイオニア - しまさん» ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです!! (3月5日 14時) (レス) id: 251441a05c (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - コメント失礼します!めちゃんこかわいくて癒されます…!夢主ちゃんが丸いってあんまり無い設定なので新鮮です!笑 更新すごく楽しみです!✨✨✨ (2月28日 22時) (レス) @page6 id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パイオニア | 作成日時:2023年12月28日 12時