ターフェアイト:独占型 ページ1
私は今、気になっている奴がいる
その名はリーシャマーガレット
城の殆どの奴はスラム出身の私をよく思っていない
だが、リーシャは違った
初めて会った時から笑顔で接して来た
初めは私は容姿が整っている為それが目的だと思い常に作り笑いで此奴も利用してやろうと思っていた
でもそれは違った
「ねぇ…ターフェアイトさん私には作り笑いをしなくて良いよ」
「何で作り笑いをしているかなんて知らない…でもずっとそれだと疲れちゃう」
最初私は何を言っているんだと思った
作り笑いに気付かれたのもそうだし貴様は他人だろうと
でもそれを言うと…
「うん、他人だよ。でも私何か放って置けなくて」
そして花が咲くように笑った
「フッ貴様はただの偽善者だろう?本当に私を助けたいと思うならもう二度と私に関わるな」
「それは嫌」
やっぱり偽善者なんだと思った、私の容姿目当てのな
「だって貴方寂しそうな顔をしてる!だから…だから、放って置けなくて…」
寂しそうな顔をしてる…?この私が?
「勝手な事を言うな、この私が寂しそうな顔をしてる?偽善にも程がある、仮にもし私が寂しそうな顔をしてるとしよう、貴様には一体何ができるんだ?」
「それは分からない、でも側にいる」
「ほぅ、だがそんな事はどうでもいい貴様にできる事は精々利用される事位だな」
ここまで言えば殆どの奴は関わって来ない
「うん、分かったそれで良いよ、貴方がそれで寂しくないなら」
耳を疑った、何故そこまで出来る?他人の為に!
「何故、何故そこまで出来る!?他人の為に!」
「言ったでしょう?寂しそうな顔をしてるからよ」
完敗だった
それからと言うもの彼奴は前より話しかけて来た
でも何故かそれが嫌とは思わなかった…
でもそんなある日
「なぁ知ってるか?リーシャって言うメイド、どっかの貴族に買われるらしいぞ」
「マジかよ!?俺あのスラムから来た奴と付き合ってると思ってた」
私はそれを聞いた時自分の中にどす黒い何かが生まれるのを感じた
その感情に身を任せ
「おいリーシャあの話は本当か?」
「!?ターフェアイトそれを何処で…」
その言葉を聞いた瞬間本当なんだと思った
「リーシャは私の物だろう?あの時言ったもんなぁ?利用されると」
「えぇ、でも上に決められたから…」
上に決められた?なら
「そうか…じゃあその貴族が消えれば良いんだな?」
「え?」
「殺してやるさ、私の物を奪ったんだから」ニヤリ
これで一緒に居られるなぁ?リーシャ
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ルーア - えと…オリジナルフラグを外してください…。ストーリーは面白いので、これからも頑張ってください! (2019年3月20日 22時) (レス) id: 894ab1d663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うるはな | 作成日時:2017年10月10日 16時