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部屋に駆け込んだ後、自分の唇に触れる。
「熱い......」
まだ心臓がバクバク言ってる。
......そりゃ、至さんに少なからずとも好意は抱いていたけど、本人は何を考えてるか分かんないし。
ここの所、ほぼ毎日可愛いだの未来の嫁だの言われて免疫付きすぎて冗談って言うことにしてるし......
「っていうか、至さんのとこから逃げるようにして部屋に戻って来たんだ」
「はぁ、もう無理。心臓持たない」
考えても無駄だと思い、仕事に行く支度をした。
なんとなく、さっきの事で至さんとは気まずい為、出勤する時間帯をいつもより早くした。
「行ってきます」
「A、早いなもう行くのか」
「左京さん、おはようございます。たまには朝から早いのもいいかなと」
「なら、送って行ってやる。乗ってけ」
「え、いいんですか？」
「ああ、仕事が丁度そっちの方向だからな」
丁度って、左京さん......本職ヤクザなの忘れてた。
まぁいいやと思い、左京に車に乗せてもらう。
移動の道中、長い沈黙を破ったのは左京さんだった。
「お前、今日なんかあったのか？」
「えっ、何でですか？」
内心、ドキッとして聞き返す。
「落ち着きがないから。まぁ、お前の年頃なら悩みの一つや二つあるだろうが......って、何で笑ってる」
「い、いや、言ってる事がお父さんみたいだなと」
「俺はお前の親父じゃねーぞ」
「分かってますよ......ふっ」
まだ笑いが治まらない私をよそに、左京さんは「着いたぞ」と言いながら、車を路肩に停めた。
「ありがとうございます」
「気を付けろよ」
「はーい、お父さん」
「こんな娘を持った覚えはないがな」
何だかんだ言って、左京さんは優しい。
これで今朝の件も少しは気持ちが落ち着く......かと思ったが、落ち着かなかった。
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水城 麗(プロフ) - 亜美さん» ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ＾＾ﾟ)ﾟ｡ (2018年3月8日 6時) (
レス) id: bd51aafe55 (このIDを非表示/違反報告)
水城 麗(プロフ) - 如月嶺菜さん» いえいえ！私もお気に入り追加させて頂きました！！これからも更新頑張って下さい！！ (2018年3月8日 6時) (レス) id: bd51aafe55 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - えすりチャットから来ました〜！文才尊敬しますm(_ _)m2の方の更新頑張ってください〜！ (2018年3月8日 2時) (レス) id: 1c7e306430 (このIDを非表示/違反報告)
如月嶺菜(プロフ) - えすりチャットからきました！！おもしろかったです(*´∀｀)ドキドキでした(笑) 足下にもおよばなくてすみません！！ (2018年3月8日 0時) (レス) id: fe1d1b2304 (このIDを非表示/違反報告)
水城 麗(プロフ) - 此花桜さん» お褒めの言葉ありがとうございます！！少年陰陽師はとても好きなんです！特に太裳が好きです(*´∇｀*)更新は不定期ですが、頑張ります(‘д‘ ) (2017年10月17日 19時) (レス) id: 653960e939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水城 麗 | 作成日時：2017年8月6日 19時
