Now Loading24 re:2様リク ページ24
各自まったりと温泉に入り、7時頃に夕食を食べ終えた。
至さんはクエの時間かなーと思っていたら、まさかの「ちょっと外散歩しよう」
「どうしたんですか......至さん。クエは大丈夫何ですか?」
「うっ......誘惑に勝てない気がするから、クエの話はなし」
そう言って手を繋いでくる。手を継がれて、初めて自分の手が冷えていたことに気付いた。
秋とは言えど、京都は盆地な訳で当然東京よりも寒い。
「羽織ぐらい着てくればよかったですね」
「それな。俺は京都を侮ってた」
「ですね。でも、至さんとこうやって一緒に旅行できて良かったです」
私がそう言うと、至さんはいきなり立ち止まった。私の前に来て、私の両手を包む。
至さんとの絡み合う視線が、とても熱く、少しドキッとしてしまう。
「今度は、3人で来ようか」
予想外の回答に、私は驚く。
「さ、3人......?」
「そう、3人。俺と、Aと、俺達の子供とでまた、京都に旅行しに来よう」
「至さん、それって......」
「まぁ、その時は3人じゃなくて4人かもしれないけどね。俺は、またAとその子供と旅行したいなって思うよ」
私が「そうですね」と言いかけた時、至さんの声が遮った。
「だから、俺と結婚してくれますか?」
私は息を呑んだ。一瞬の沈黙。
微かに震える至さんの手から互いの体温が溶けて絡み合う。
たった、1秒、2秒の間が、とても長く感じる。
私は至さんの大きな手をぎゅっと握り返し、微笑み、返事を返す。
微かに頬に伝うものを感じながら______
「はい!喜んで、不束ものですがよろしくお願いします」
これが私と至さんとの恋の終焉であり、愛の幕開けであった。
Now Loading25→←Now Loading23 re:2様リク
672人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水城 麗(プロフ) - 亜美さん» ありがとうございます。゚(゚^^゚)゚。 (2018年3月8日 6時) (レス) id: bd51aafe55 (このIDを非表示/違反報告)
水城 麗(プロフ) - 如月嶺菜さん» いえいえ!私もお気に入り追加させて頂きました!!これからも更新頑張って下さい!! (2018年3月8日 6時) (レス) id: bd51aafe55 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - えすりチャットから来ました〜!文才尊敬しますm(_ _)m2の方の更新頑張ってください〜! (2018年3月8日 2時) (レス) id: 1c7e306430 (このIDを非表示/違反報告)
如月嶺菜(プロフ) - えすりチャットからきました!!おもしろかったです(*´∀`)ドキドキでした(笑) 足下にもおよばなくてすみません!! (2018年3月8日 0時) (レス) id: fe1d1b2304 (このIDを非表示/違反報告)
水城 麗(プロフ) - 此花桜さん» お褒めの言葉ありがとうございます!!少年陰陽師はとても好きなんです!特に太裳が好きです(*´∇`*)更新は不定期ですが、頑張ります(‘д‘ ) (2017年10月17日 19時) (レス) id: 653960e939 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水城 麗 | 作成日時:2017年8月6日 19時