Now Loading15 はなのん様リク ページ15
「ちょっとA、始める前から動きにくいんだけど......」
結局Aの部屋でバイオハザードをする事にした。雰囲気を出そうと部屋の電気は消し、部屋の明かりはTVだけ。
Aは怖いからと俺にぴとっとくっ付いて、俺の右腕に腕をがっちり回している。
嬉しいんだけど...胸が当たってるんだよ。
果たして俺はこの状態で理性を保つことが出来るのだろうか。
「だって、至さん...怖いから仕方ないじゃないですか」
「うん。可愛い良き」
「人の話を聞いてください」
「じゃ、始めよー」
Aからため息が聞こえたが無視無視。
ゲームを進めていくたび、如何にもここら辺で出そうだなと思っていたら、案の定ゾンビが出てきた。
その度にAがビックと反応し、小さな悲鳴を出しているところが尚可愛い。
次の部屋に行くと、ゾンビが大量に出てきて俺はボタンを連打する。
すると、Aのアバターが死んだ。
「A、死ぬの早すぎ...って、え」
横を見ると、Aが泣いていた。
「うっ......至さん」
Aの鼻をすする音が部屋に響き渡る。
「ごめん、A。やり過ぎた」
俺は慌てて慰めようとし、Aを自分の膝に乗せた。
Aの涙は留まることを知らず、絶えず流れ続ける。
TVの画面の俺のアバターも死んでいたが、今はそんな事は考えられなかった。
Aの小さな顔を包み込む。
「ごめん......」
俺の2度目の謝罪にAは変人の代わりに俺の首に腕を回した。
「至さん、付き合ったら何でも言うことを聞くって、言いましたよね?」
突然の問に俺は返事をする。
「うん、言った」
「なら、今夜は一緒に寝てください」
俺はそのつもりだったが、あやすようにAの背中を軽くさする。
「いいよ...嫁の言うことだからね」
そしてTVを消して、Aをベッドに寝かすと、Aが俺の手をぎゅっと握ってきた。
...やばい、今のは結構くる......
...可愛すぎて、理性抑えられない
無言で理性を抑えている俺に、Aは無意識に追い討ちをかける。
潤んだ瞳で、「ちゃんと朝まで一緒に居てくださいね?」
「...ごめん、A。もう、限界...」
「え...?」
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水城 麗(プロフ) - 亜美さん» ありがとうございます。゚(゚^^゚)゚。 (2018年3月8日 6時) (レス) id: bd51aafe55 (このIDを非表示/違反報告)
水城 麗(プロフ) - 如月嶺菜さん» いえいえ!私もお気に入り追加させて頂きました!!これからも更新頑張って下さい!! (2018年3月8日 6時) (レス) id: bd51aafe55 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - えすりチャットから来ました〜!文才尊敬しますm(_ _)m2の方の更新頑張ってください〜! (2018年3月8日 2時) (レス) id: 1c7e306430 (このIDを非表示/違反報告)
如月嶺菜(プロフ) - えすりチャットからきました!!おもしろかったです(*´∀`)ドキドキでした(笑) 足下にもおよばなくてすみません!! (2018年3月8日 0時) (レス) id: fe1d1b2304 (このIDを非表示/違反報告)
水城 麗(プロフ) - 此花桜さん» お褒めの言葉ありがとうございます!!少年陰陽師はとても好きなんです!特に太裳が好きです(*´∇`*)更新は不定期ですが、頑張ります(‘д‘ ) (2017年10月17日 19時) (レス) id: 653960e939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水城 麗 | 作成日時:2017年8月6日 19時