・ ページ44
やっぱり、相応しくない
この地位も、権力も
日本という比較的平和な国で暮らしてきた私にとって
戦争やら魔法などとは程遠い生活を送ってきた
(やっぱり私じゃ、ダメだ………)
いっときの感情で物事を決めるのは良くない
ゾムが好きと言う気持ちだけでは拭いきれないほど、私は普通より劣っている
さっきだって、そうだ
命を狙われただけで、身体中は震えて動かなくなった
チーノがいなきゃ、死.んでた
この世界で、この地位に居続ける限り
人の上に立つ者としての仕事を続ける限り
命を狙われるのは当たり前だろうに
きっとこれからもチーノやショッピ、リリーにゾム
大切な人たちに迷惑や負担をかけ続けてしまう
それならば、「家族が恋しい」なんて理由で向こうに帰ってしまえばいい
未練を残さぬように、……
いずれ、何十年もすれば忘れることなんだから…
zm「Aっ！！大丈夫か…？」
といい、勢いよく私に抱きつくゾム
支えきれなくて、2人して床に倒れ込んだ
私も結構泣いていたけれど、ゾムの方がもっと辛そうな顔をしている
zm「なんもされてへん…？大丈夫？痛いとこは？」
と、質問攻めを食らう
zm「ごめんなぁ、ほんまに。あんな奴さっさと殺.せば良かってん…」
と、どんどん目が濁っていく彼
zm「もともと、ただの許嫁みたいなもんやし、
アイツとは結婚するつもりも全くなかったけどな」
といい、もう一度私を力強く抱きしめるゾム
zm「直ぐに助けに行けんくてごめんな、
次はAのこと、1番に助けに行く」
と真剣な眼差しでこちらを向く
「…ん、」
恥ずかしくて、かっこよくて、顔を合わせられなくて
照れ隠すように目線を逸らして、私からも抱き締め返す
耳元で聞こえた鼻をすする彼は、今思い返せば
泣いていたのかな
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
テストでした、遅くなりごめんなさい！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 751人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁 - ｱｯ...ｲｹﾒﾝﾀﾞｯ...あ"ッ！！！！！尊い！！！！！ (9月4日 18時) (
レス) @page45 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まるもち(プロフ) - z963さん» コメントありがとうございます！続編の方もお楽しみください~！ (2023年2月2日 23時) (レス) id: 24d60e6915 (このIDを非表示/違反報告)
まるもち(プロフ) - 紅華さん» ありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいです~！！ (2023年2月2日 23時) (レス) id: 24d60e6915 (このIDを非表示/違反報告)
z963(プロフ) - むちゃくちゃ面白かったです！お気に入りさせていただきました！ (2022年12月7日 21時) (レス) @page49 id: ac97849923 (このIDを非表示/違反報告)
紅華 - 雰囲気がめっちゃ好きです！応援してます！ (2022年12月2日 20時) (レス) id: 48ea772dde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるもち | 作成日時：2022年9月11日 11時
