パーティーは突然開かれる ページ19
ここにやって来て数ヶ月がたった
毎日、家の色んなところを掃除して片付けて
資料をまとめる毎日を送っていた私に、試練がやってくる
『招待状が届きました
ゾム様は当主、奥様は公爵夫人になられたことをお祝いする両家のパーティーが開かれるみたいです』
「いわゆる、魔法の使えない私をバカにしに来るってことでしょう？」
『きっとそうです…、やり返してやりましょう
ということで、今日からダンスと振る舞いの猛特訓です』
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『ダンスはショッピ様がお得意だと聞いたので』
syp「……どこから聞いたんすか、そんな噂」
という会話に後ろでチーノが爆笑している
広いダンスホールに連れてこられた
こんな部屋あったんだ…
「えと、…ダンスなんて踊ったことなくて…」
ci「大丈夫ですよ…！ショッピが完璧にサポートしてくれるんで！」
と言うと、チーノは指をパチンと鳴らす
途端どこからか曲が流れてきた、きっとチーノの魔法だろう
数週間前までは無縁だった、ひらっひらのドレスとハイヒールを履いて踊るなんて
レベルが高すぎ
息が上がるまで何度も踊り続ける
「ごめ、…何度も足踏んじゃった…」
息の途切れ途切れに謝ると
syp「本当ですか？気が付きませんでした」
と涼しい顔でフォローを入れてくれる
(誤魔化してくれてるんだ…優男過ぎて涙でそう)
ていうか、チーノ。何回同じ曲流してんの
私そろそろ息絶えそうなんだけど…
『1度休憩しましょう』
とリリーが言い、やっと曲が止まる
(死.ぬかと思った)
チーノから渡された水を飲みながら休憩していると
『じゃあ次は振る舞いを学びましょう』
といい、チーノがまた指を鳴らす
[初めまして
わたくし、エレナ・グランデといいます！どうぞよろしく！]
といいドレスのふちを掴んで、ふんわりと膝を曲げる
『架空の人物です、真似してみてください』
「え、と…
初めまして
わたくし、インベルク・ラ・Aといいます、どうぞよろしく」
と言い同じく、ふんわりとしゃがむ
加えて上目遣いと声を高めに出す
『流石奥様ですね、完璧です』
という練習を、何度も繰り返して
また体力不足で死.にかけた
(本番までに鍛え直そうかな…私)
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暁 - ｱｯ...ｲｹﾒﾝﾀﾞｯ...あ"ッ！！！！！尊い！！！！！ (9月4日 18時) (
レス) @page45 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まるもち(プロフ) - z963さん» コメントありがとうございます！続編の方もお楽しみください~！ (2023年2月2日 23時) (レス) id: 24d60e6915 (このIDを非表示/違反報告)
まるもち(プロフ) - 紅華さん» ありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいです~！！ (2023年2月2日 23時) (レス) id: 24d60e6915 (このIDを非表示/違反報告)
z963(プロフ) - むちゃくちゃ面白かったです！お気に入りさせていただきました！ (2022年12月7日 21時) (レス) @page49 id: ac97849923 (このIDを非表示/違反報告)
紅華 - 雰囲気がめっちゃ好きです！応援してます！ (2022年12月2日 20時) (レス) id: 48ea772dde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるもち | 作成日時：2022年9月11日 11時
