彼の本音が聞きたいので嫉妬させてみます【wrwrd】

4　瞳の奥 ページ7

zm「昨日、シッマと会ったって聞いてんけど」

といい、廊下で堂々と私の手をにぎにぎと握る

「うん、会った！凄く元気な人だね」

zm「あんま話しすぎたらあかんで」

「…？、わかった、気をつけとく」

ギュッと力強く握ったと思えば、ぱっと手を離す
そのままほっぺを優しく掴まれる

驚きすぎてぼーっとしていると


zm「目、合わせて」

普段はフードの奥に隠れている深緑の瞳が私を貫く

zm「ホンマにあかんで、男はみんな獣やからな」

「わかったわかった、気をつけとくね、笑」

と言うと不満げにするりと頬から手が遠ざかる


zm「あと、」

「ん？」

zm「大先生の言うことを鵜呑みにしたらあかんからな」

といい、おでこをペしっとデコピンされる


(もしかして、大先生との作戦のこと聞かれてた？)




あと気の所為だろうか、最近やたらと距離感が近い

顔が真っ赤になりそうなのを耐えてる私、偉い


kn「お！ゾムと、A！」

zm「は！？おま、シッマ…Aって呼んでるん？！」

kn「あー、そやな、昨日友達なったし」

「おつかれコネシマくん」

zm「AもAで、『コネシマくん』ってなんやねん！！」

「だって、昨日友達になったし」

kn「それより、お前らここ廊下やぞ」

イチャイチャしすぎだ、と言いたげな表情のコネシマ

「ごめんごめん笑、じゃそろそろ戻るね」

といい手を振ると、ゾムはさりげなく
コネシマは大きく手を振り返してくれた

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