94〜慶一郎side〜 ページ45
あの日、ここで出会ったのがAちゃんだったら…
なんて、意味のない妄想を膨らませながら、お決まりのミルクティーのボタンを押す。
あの夏みたいに、売切れランプが点灯した。
慶「またか。」
あの時、後ろに並んでたのは遥花だけど、今度はAちゃんが居るんじゃないか。
そんなバカな期待を抱くと、後ろを振り返らずには居られなかった。
慶「Aちゃん…」
期待していた通りの展開に、思わず声が出る。
「小山先輩…」
少し髪の伸びたAちゃんが、気まずそうに自販機に向かって歩いて来ていた。
財布を手に持ち、ジュースを買いに来たのは一目瞭然。
やっぱミルクティーなんですね、なんて気まずい空気を打開するために無理して笑うと、自販機の前まで来てジュースを選び始めた。
俺は、さっさと教室に戻っても良かったのに、売切れたミルクティーが気になって、ゆっくり足を進める。
Aちゃんも確かミルクティー好きじゃなかったっけ…？
でも、売切れてたら普通はすんなり別なの選ぶよね。
俺は何を変に期待…
「あ…マジか」
え…嘘？
反応まで遥花と同じ！？
偶然にしては凄いな。
でも、こんな再会には運命感じちゃって。
慶「これ、飲みたかった？」
あの暑い夏休み、遥花に向けたのと同じセリフ。
馬鹿げてるっては思う。
でもAちゃんはどんな反応するんだろうって好奇心の方が勝っちゃうんだ。
「いえ、大丈夫です(笑)」
うわっ…凄い。全く一緒だよ。
感心してちょっと興奮してる俺を見て、Aちゃんは久々に笑顔を見せてくれた。
「先輩と初めて会った時も同じ会話しました(笑)」
え？
嘘…
あれは、Aちゃん？
俺が一目惚れしたのは…
「覚えて無いですよね、そんなこと(笑)気にしないでください」
慶「Aちゃんだったんだ…」
「っ！？」
気づいたら体が勝手に動いて、Aちゃんを抱き締めてた。
慶「覚えてるよ。一目惚れなんて初めてだったから。」
ホント、バカで最低すぎる。
「先輩…？」
ごめん。間違えて、たくさん傷つけて。
でも、好きなんだ。
慶「俺、Aちゃんが好き。
もう遅い…？」
祐「遅いよ。もう手遅れ。」
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8nocchi(プロフ) - Noaさん» ごめんなさい！睡魔が…今下書き中なので更新は朝になるかもです (2015年3月30日 1時) (
レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» うそっ…いや、虫刺されと信じましょ！ (2015年3月30日 1時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 手越の首の下のとこにキスマークがあったんですよ(T ^ T)もしかしたら虫に刺されただけかもですが(T ^ T)次からコメントは3に書きますね！ (2015年3月30日 0時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» キスマ？ (2015年3月30日 0時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - ありがとうございます！！(●･v･○)ﾉ そういえば、手越にキスマがあってちょっとショック受けてる← (2015年3月29日 23時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：8nocchi
| 作成日時：2015年3月19日 14時
