77〜妹side〜 ページ28
貴久と遥花が合宿の間、私は変わらずバイトに励んだ。
シ「慶一郎に電話した？」
シゲ先輩がいつもと変わらず接してくれて、ホッとした。
「小山先輩に別れたって言ってくれたんですね」
シ「なに？言わない方が良かった？(笑)」
「いえ。ありがとうございます。」
シ「ま、勘違いされたのも、俺のせいだし。
でも良かったな。」
本当にこれで良かったのか、自分では判らないけど、シゲ先輩が良かったって言ってくれるなら、それでいいか。
「はい」
シ「良くなさそうじゃん(笑)」
やっぱシゲ先輩には敵わない。
「私、ホントバカで。
遥花の代わりにしてください、って言っちゃったんです」
先輩、やっぱこれじゃダメだよね…？
シ「お前…ホントしょうがねえ奴だな。」
呆れちゃうよね。
そんな風にしか、小山先輩に近寄れないなんて。
振られるのも怖いし、今の状況だと弱みに漬け込むみたいだし。
って言い訳してるけど、単に勇気が無いだけ。
「それで一緒にいられるなら、それで良いって思ったんですけど…」
シ「んなもん、辛いに決まってんだろ。バカ。」
先輩に言ったってどうにかなる問題じゃないけど、気持ちを吐き出せただけで心は軽くなった。
シ「お前が気の済むようにしたらいいけど、無理はすんな。
お前は自分のためだけを思って行動しろ。
ま、振られたら慰めてやるよ(笑)」
「振られる前提ですか？酷いな〜(笑)」
シ「やめとけ、慶一郎なんて(笑)」
「無理です！(笑)シゲ先輩にはこの気持ち解らないでしょ？」
シ「解るよっ！だから話聞いてやってんじゃん」
こんな笑い話が、今の私には救いだった。
「先輩、ありがとうございます！」
シゲ先輩の彼女になる人は、きっとすごく幸せだと思う。
最初に出会ったのがシゲ先輩だったら…こんなに苦しむことは無かったよね。
私って、ホント運のない女だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» ごめんなさい！睡魔が…今下書き中なので更新は朝になるかもです (2015年3月30日 1時) (
レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» うそっ…いや、虫刺されと信じましょ！ (2015年3月30日 1時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 手越の首の下のとこにキスマークがあったんですよ(T ^ T)もしかしたら虫に刺されただけかもですが(T ^ T)次からコメントは3に書きますね！ (2015年3月30日 0時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» キスマ？ (2015年3月30日 0時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - ありがとうございます！！(●･v･○)ﾉ そういえば、手越にキスマがあってちょっとショック受けてる← (2015年3月29日 23時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：8nocchi
| 作成日時：2015年3月19日 14時
