68〜妹side〜 ページ19
家に帰れば遥花がいる。
だから家では電話できなくて、バイト帰りに歩きながら電話をすることにした。
深呼吸して、震える指で番号をタッチする。
plllll、plllll…
慶「はい？」
「はっ…長谷川ですっ」
電話も優しい声なんだ、そんなくだらないことを考えていると、名前もまともに言えなかった。
慶「Aちゃん？だよね？電話の声もそっくりだね」
耳に直接届く大好きな人の声は、やっぱり一番残酷な言葉を発する。
やっぱシゲ先輩が言うとおり、連絡しない方が良かったかな…
「そっ…そうですか？」
慶「うん、だからドキドキしちゃったよ(笑)」
私は遥花の代わりか…
悔しいし、切ないけど、そのお陰でこうして小山先輩と電話なんて出来てるんだ。
でも、苦しい。
やっぱり、私バカだ。
慶「まだ外？」
「あっ、はい。家だと遥花が居るので…」
慶「そっか。じゃあ今一人？だよね…？」
「え？」
慶「シゲと別れたって聞いたから。
Aちゃんも辛いのに、俺の話聞いてくれるなんて…ホントありがとう」
シゲ先輩…
気を利かせてくれたんだね。
小山先輩と出会わなかったら、私はきっとシゲ先輩を好きになってただろうな。
慶「Aちゃん？大丈夫？」
「え？あ、はい」
慶「急に何も聞こえなくなったから心配しちゃったよ」
「すみません、ぼーっとしちゃって。」
慶「夜道は危ないから、家に着くまで切らないでね？」
でも、こんな風に優しくされたら、やっぱり小山先輩を好きになっちゃうかな。
「ありがとうございます。
先輩は、大丈夫ですか？」
慶「うん…やっぱやけ食いしてもダメだな〜(笑)
辛い時は辛いもんだね。」
先輩は笑ってるけど、私は全く笑えなかった。
こんな展開は目に見えてたのに、自分から話聞くなんて言ったくせに。
悔しい、苦しい、切ない…
それでも、電話を切りたいとは、思えない。
辛いのに、先輩を好きな気持ちが消せないよ。
そばにいたいって気持ちが…
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8nocchi(プロフ) - Noaさん» ごめんなさい！睡魔が…今下書き中なので更新は朝になるかもです (2015年3月30日 1時) (
レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» うそっ…いや、虫刺されと信じましょ！ (2015年3月30日 1時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 手越の首の下のとこにキスマークがあったんですよ(T ^ T)もしかしたら虫に刺されただけかもですが(T ^ T)次からコメントは3に書きますね！ (2015年3月30日 0時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» キスマ？ (2015年3月30日 0時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - ありがとうございます！！(●･v･○)ﾉ そういえば、手越にキスマがあってちょっとショック受けてる← (2015年3月29日 23時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：8nocchi
| 作成日時：2015年3月19日 14時
