66〜シゲside〜 ページ17
シ「おい、なんでここだけ陳列されてないの？」
トイレから戻ると、ちょうどスイーツの補充を終えたAが片付けをしていた。
「今、小山先輩が買っていったの。」
シ「全部？」
「うん…」
慶一郎に何かあったのはわかった。
でもなんでこいつまで元気ないわけ？
シ「慶一郎、なんか言ってた？」
「遥花と別れたって…それで泣いてて。」
シ「マジかよ…」
これはAに巡ってきた大チャンス。
でも俺にとっては大ピンチ。
焦ってた。
「私、凄くバカなこと言っちゃった…」
は？もう？もう告っちゃった？
シ「なんて言ったんだよ」
「相談乗りますって」
全然バカじゃないじゃん。
それが普通だよ。
好きな奴が泣いてたら、なんとかしてやりたいって思うのは当たり前。
でもな、それってすげえ辛いことだよ。
好きな奴が別な奴を想ってるって、思い知らされるんだから。
シ「で、慶一郎はなんて？」
「時間あるときに連絡してって」
慶一郎、なんでそんな残酷なこと出来るんだよ。
何も知らないかも知れないけどさ、そんな辛いこと、こいつにさせないでよ。
シ「連絡…しなくて良いんじゃない？」
俺の方が残酷かな？
Aがずっと想ってきた慶一郎に近づけるチャンスなのに、それを奪おうとするのは。
「うん、しない方がいいかも。」
そんな切なそうな顔すんなよ。
もっと喜べよ。
好きな奴が、せっかく自分を頼ってくれてるんだからさ。
辛いかも知れないけど、それでもそばに居られるのは、きっと幸せだよ？
だって俺がそうだから。
慶一郎のことを好きでも、彼女のフリだったとしても、お前にキスされたら、やっぱり嬉しいって思えるから。
シ「冗談だよ！帰ったらすぐ連絡しろ。」
「え？」
シ「自分で言ったんだろ？連絡するって」
「う、うん…」
シ「あいつきっと、バカみたいに待ってるよ(笑)
俺、ちょっと用事あるから、今日は先に帰るわ」
ーーー
《Aから聞いた。
やけ食いとかダサイから(笑)
言ってなかったけど、俺もあいつと別れた。
だからさ、俺に遠慮すんなよ。》
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8nocchi(プロフ) - Noaさん» ごめんなさい！睡魔が…今下書き中なので更新は朝になるかもです (2015年3月30日 1時) (
レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» うそっ…いや、虫刺されと信じましょ！ (2015年3月30日 1時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 手越の首の下のとこにキスマークがあったんですよ(T ^ T)もしかしたら虫に刺されただけかもですが(T ^ T)次からコメントは3に書きますね！ (2015年3月30日 0時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» キスマ？ (2015年3月30日 0時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - ありがとうございます！！(●･v･○)ﾉ そういえば、手越にキスマがあってちょっとショック受けてる← (2015年3月29日 23時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：8nocchi
| 作成日時：2015年3月19日 14時
