63〜姉side〜 ページ14
慶「ちょっと寄り道していかない？」
明日から合宿なのに、いつもなら暗いからって直帰なのに、慶ちゃんは何か言いたそうに私を公園へと誘う。
もう限界かな…
慶ちゃんだって、いい加減、冷めちゃったよね。
そもそも慶ちゃんは、私じゃなくAを好きになったんだし。
捻くれた思考をかき消すため、ブンブンとブランコを漕いだ。
慶ちゃんが呆れたような表情で見て、真正面の柵に腰掛けたから、罰が悪く感じてやめた。
慶「俺ね、頑張り屋でいつも一生懸命な遥花が好き。」
え？
慶ちゃんが好きなのはAでしょ？
ずっと勘違いしてたんだよ？
私はそれを利用して、寂しさ紛らわせるために慶ちゃんと居たんだよ？
なのに手越くんとあんなことして、慶ちゃん傷つけて…
それでも手放したくなくて、彼女らしく演じてたんだよ？
そんなズルイ私を、好きなんて…嘘でしょ？
『慶ちゃん、私のこと…好き？』
慶「…ごめんね」
いつかこうなるんじゃないかって、解ってた。
でも怖かったんだ。
慶ちゃんがAのところに行っちゃうんじゃないかって、そしたら一人になっちゃうって。
謝らなきゃいけないのは私。
慶ちゃんを騙して、中途半端に彼女演じて、でも結局、手越くんに気持ちがいって。
『ごめん…傷つけるしかできなくて。』
自分のことばっかりで、慶ちゃんの為になに一つ出来なかった。
慶「謝るなよ。俺は遥花の隣にいられて、幸せだったから。」
最初は勘違いだったかも知れない、でもちゃんと私のことを見てくれてたんだね。
そんなのも気づけないで、捻くれた考えを捨てきれなかった私は、やっぱり慶ちゃんの彼女失格。
一人残された公園は、外灯が一つだけ寂しく灯されていた。
『もう、手遅れ…』
ちゃんと慶ちゃんと向き合わなかった罰があたったんだ。
自分の気持ちだけを優先した罰が。
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8nocchi(プロフ) - Noaさん» ごめんなさい！睡魔が…今下書き中なので更新は朝になるかもです (2015年3月30日 1時) (
レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» うそっ…いや、虫刺されと信じましょ！ (2015年3月30日 1時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 手越の首の下のとこにキスマークがあったんですよ(T ^ T)もしかしたら虫に刺されただけかもですが(T ^ T)次からコメントは3に書きますね！ (2015年3月30日 0時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
8nocchi(プロフ) - Noaさん» キスマ？ (2015年3月30日 0時) (レス) id: 2b2618977d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - ありがとうございます！！(●･v･○)ﾉ そういえば、手越にキスマがあってちょっとショック受けてる← (2015年3月29日 23時) (レス) id: a66ac42015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：8nocchi
| 作成日時：2015年3月19日 14時
