【HQ】完全犯罪の計画書。

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私は質問に答えようか

純粋に迷った
話せば止められるのは
間違いなかったからだ




「残念だけど教えられないわ」

「如何してっすか。そんな事言うなら俺はアンタをココに今日から暫く 監 禁 してでも…」

「そうしたら私は貴方を嫌いになるでしょうね」




普段の影山なら、と思って嘗めていた

ここで引き下がると私は本気で思っていた
それなのに影山は引き下がらなかった
寧ろ、私に立ち向かってきたのだ




「それでも、嫌われても良いっす」




その言葉が本気な事に

私が気付かないわけ無くて
私は渋々鉛の様に重くなった唇を
グッと開き言葉を発する




「私は もし、及川徹が来たらーー……」






＊

Ｏikawa.side






「ふわぁああ…、おはよう」




俺は大きな欠伸をして
午前6時30分に警察署に出勤した
朝イチで公安に行っても

Aがいなかったから

俺は休憩所で飲み物を買って
それから公安の自分の席で
椅子に揺られていた




「及川、Aちゃん見なかった？」

「Aに用事？まだ来てないよ」

「出勤時間じゃないから？少し話があったからさ…ああ……困ったな。いつくる？」




同僚でOVERの澤村くんが
まさかAに用事があるとは

っていうか、A今日来るの遅くない？

全く、何時もは俺に遅いって
注意してくるくせに




「どうだろう、何の用事？」

「実はAちゃんに良く思われてなくてさ、今の内に印象くらいは戻しておこうかなってさ」

「ああ、そう」




なに安心してるんだ、俺

ていうか、今頃恋しちゃったっとか
遅すぎるしね！！！
牛若ちゃんの件で そっち方面の俺とか
信用ないと思うしね！？絶対に！！




「後、及川ーー…」




澤村くんが言葉を続けよう、とした瞬間

テレビから物凄い動画が流れた
それはTJWがテロを仕掛ける、と
いう犯罪の予告状だった




「しかも暗号！？コレを、解いたら場所が解るシステムってこと！！？面倒臭い！」

「つべこべ言わんでメモ！」




と、思ったのも一瞬

NEWSでは似たような暗号が
某動画投稿サイトに50近くも
挙げられていることを告げる




「やられたね、澤村くん。こりゃ、警察がテロに間に合わない、なんて最悪のパターンもあるんじゃない？…取り敢えず、暗号解読班に回して至急解ける暗号だけ解かせて俺達は出動準備ね」

「ああ！」




まずNEWSでソレが流れた事を
暗号解読班、及びSIT部隊隊長そして
SAT隊隊長に告げて

各自出動に備え始めた




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