OVER.27 ページ27
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西谷さんは射撃場で銃を取り出し
それから私と共に射撃訓練を開始した
何を話すのかと思えば
西谷さんは何も話さない
気になって銃も撃てないのだが
「Aが、まだ慣れてねえんじゃねえかって思ってさ、ほら、スガさんも俺も全然Aと仲良くないだろ？」
「ああ、確かに」
「及川さんはグイグイ行く良い上司だけど俺とスガさんは そういうの苦手なんだよ。と、特に女子には！！」
要は菅原さんも西谷さんも。
私と仲良くなろうとしてくれていたらしい
だから急に射撃訓練やら何やらを
したり、やったり、ついてきたりする訳か
「先輩等って何事にも一生懸命ですね」
「おうよ！！つか、じゃなかったらOVERにはなれねえし、目もつけてもらえねえって」
「あはは、確かに そうですよね」
仲良くなんて しなくてもいいのに
これ以上仲良くなったら
任務を遂行する事での足手纏いは
完全に私になるだろう
まあ、それなら。
やる事は一つしかないけど
「西谷さんはOVERは好きですか？」
「？当たり前だろ？彼処にいるだけで自信が持てたり単純に楽しかったりするしな」
「良い人ですもんね、皆」
ヘラリと笑って言う
やはり皆、OVERが好きなのだろう
岩泉さんも菅原さんも西谷さんも及川さんも
それは信頼関係からであったり
任務を遂行にあたっての やり易さであったり
人それぞれ様々だろうと思う
「それでも私はOVERを好きになりたくありません」
だってそれは、貴方達からしたら
OVERのような関係のSSPが
私の本当に信頼できる仲間だから
だから私はOVERを好きになりたくない
OVERと仲間になりたくない
「私は仲間を殺したくないから」
「俺もだ。俺も絶対に仲間は殺さねえ。男に二言はない、これは俺の絶対だ」
「それなら、私は仲間ですか？」
その問い掛けに西谷さんは
少しだけ間を空けて返事をする
「そんなモン、当たり前だろ。もちろんAの事も俺は仲間だと思ってる」
「ありがとうございます」
最後の弾を発砲し私は銃を
台に戻してIDを翳し
西谷さんの後ろの椅子に腰掛ける
「あの、OVERのメンバーって誰がいるんですか？」
「？あ、おお。そういやAは 未だ''あの人''に会って無かったんだっけか？」
「1度だけ物凄く印象の悪い出会い方をしました」
名前は聞いていなかったが
果たして誰なのだろうか
確か黒髪の賢そうな人だった気がする
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小桃(プロフ) - アポロ12号。さん» ああぁぁプレッシャーになってたらゴメンなさい。受験勉強の合間に読ませていただいてます！気負わないで下さい！ (2015年11月23日 18時) (
レス) id: 625cc56c28 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - りりぃさん» あああああ、ありがとう！！ (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - むーぴょんさん» 能天気ズですね！！西谷と日向って、本当可愛い…緊張感とか飛ばしてくれそうだから、凄い… (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 蛇王@マルチSさん» ありがとうございます！！ (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 小桃さん» 完結出来るよう頑張っていますが、続編に行く前に出来るのか。という謎の不安… (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アポロ12号。
| 作成日時：2015年11月1日 22時
