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翌日、私は公安部の部屋で
只管にパソコンと向き合っていた
外には何故か沢山のギャラリーがいて
とてもじゃないけど
出る気にはなれなかった
「きーりうっ!!」
「こんにちは、菅原さん」
「桐生は反応薄いよなあ、こうもっと、うわあ!?とか そう言うの目指せば?」
いきなり登場したかと思えば
菅原さんはケタケタと笑って
私に そう言って笑う
「私に何を目指せと?まあ、良いですけど」
「桐生がTJWの二人組の相手したいって言うから及川の目を盗んで鍵取ってきたのに」
「ありがとうございます。失礼します」
私はポケットの中のGPSを確認し
鍵をポケットにしまって
そのまま公安の部屋を出て
刑務所に向かう
その間幾つかの視線を感じたが
全て無視しておいた
「公安の桐生です。二口と赤葦のいる所へ連れて行って貰えるかしら。急いで」
「はい。畏まりました」
警備員の1人が出てきたので
私はそれの後ろを歩く
どうやら、割と普通の牢に入れたらしい
「久しぶりね。居心地は どうかしら」
「言わなくてもわかるだろ。最悪だっつうの」
「何の用ですか?桐生さん」
私はポケットからGPSを
周りに見られぬ様手錠に一時的にくっつけ
「貴方達はこの手錠で捕まったのよ」と
一見、挑発している様な発言をし
点滅するGPSを2人に見せ手錠を落とす
「!!ちょっと、手錠を返しなさい」
私達は互いに中々の演技力だと思う
二口は手錠から離れた点滅する
GPSを足で潰さない程度に踏み隠し
私の胸に手錠を押し付ける
「いやあ、本当にウゼエなあ。俺たちが あんたみたいなクソ警察に捕まるなんて」
「う、うるさい…っ」
私は二口から手錠を奪い取る様にして
手錠を手にすると元の場所にしまった
久しぶりに演技なんてしたわ
「アンタ達TJWは人間のクズね!!」
そう言って詳しい予定の書いてある紙を
思い切り2人に投げつけて
私はフンと顔を逸らして 其処を後にした
質問がある場合を考えたが
恐らく赤葦が何かしら考えて
伝えてくるだろうから問題はない
「あ、桐生。終わったの?」
「貴方は私のストーカーなのかしら。それから、私は これから調べ事があるので失礼します」
「射撃訓練、申請してなかったから 俺が申請しといたんだけど、ソレこれから何だよなあ。桐生サボるの?」
私は昨日休んでいた事を思い出し
目を見開いたまま固まり
菅原さんの方に首だけ向けて
顔を引きつらせた
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小桃(プロフ) - アポロ12号。さん» ああぁぁプレッシャーになってたらゴメンなさい。受験勉強の合間に読ませていただいてます!気負わないで下さい! (2015年11月23日 18時) (レス) id: 625cc56c28 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - りりぃさん» あああああ、ありがとう!! (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - むーぴょんさん» 能天気ズですね!!西谷と日向って、本当可愛い…緊張感とか飛ばしてくれそうだから、凄い… (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 蛇王@マルチSさん» ありがとうございます!! (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 小桃さん» 完結出来るよう頑張っていますが、続編に行く前に出来るのか。という謎の不安… (2015年11月22日 7時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アポロ12号。 | 作成日時:2015年11月1日 22時