嵐山さんと迅さん ページ6
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Aの病室を出て暫く歩いたところにある売店の目の前の椅子に嵐山は座っていた。
因みにAは未だに時枝と猫の話で盛り上がっていた。もっというと嵐山が猫の話を振ったのは自分の部隊の人にもAと仲良くなって欲しいと思ったからだ。
だから本当はAが猫を飼っているのは知っていた
「それにしても……」
仲良くなってくれるのは嬉しいけど、あんなに親しくなるとは、と嵐山は頭を抱えていた。
本人は自分が兄の様なものだから、そう思うのだ。と思っているし実際のところは解らないが
嵐山は兎に角頭を抱えていた。
「後悔するくらいなら、アシストなんてするもんじゃないだろ。まあ、俺が言えた事でもないけどね」
「！……はは、やっぱりお前にはバレてしまったか」
迅、と嵐山は頭を抱えていた手を頭から離して
自分の横に腰掛けてぼんち揚をバリバリと頬張る迅を横目に見ていた。
ああ、そうだな。お前が言える事じゃないな。
嵐山は迅をみて確かにそう思った。
「これで病院に来るの自体は3回目なのに、肝心のAに1回も会えてないなんて俺もダメだね。目標は来ない事だったんだけど、好きな子の事は気になるだろ？」
「ああ」
嵐山は何となく返事を返してから迅の言葉をゆっくりと時間をかけて理解し始める。最初は来ないつもりだった、という事はAの隠したいという気持ちを優先しているのだろう、とかそんな事だ。
そして嵐山はある言葉に目を丸くする。
「好きなのか？Aの事が」
「好きだよ。全部」
相手は中学生だぞ、と言おうとも思ったが
年齢だけを考えるのならば別に大した年齢差ではないという事に気付いて嵐山は言葉を詰まらせ、何というか良い気分はしない。
「お前なら、それならライバルだな、迅。くらいは言うと思ったけど、この未来は外れかな」
「？、……そう言う俺が見えたのか？」
「はっはっは、お前ならどう思う？」
何とも返す事が出来ない。
迅の言葉が正直良い気分になるものでないのは確かだった。というか、自分ならこういう言葉に「おお！それなら応援しよう！！」という言葉くらい口に出来るとおもっていた。
というか、今まではそう言っていた。
「俺は平和主義だからライバルは少ない方が良いんだよね。ウチにも厄介なライバルがもう2人もいてさ〜〜、本部にまでいられると困るっていうか」
「……俺は応援するさ、お前を」
「へえ、そうきたか」
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天霧 - 今度は、藍ちちゃんとのデートがみたいw (2021年2月20日 1時) (
レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 音瀬。さん» やっぱり迅さん落ちが良いですよね！！本当にカッコいい！私の書く迅さんが好き！！？ああああ！！そう言ってくれる音瀬さんが私は大好きです！頑張ります＼(^^)／ (2017年2月19日 21時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
音瀬。(プロフ) - 迅さんオチだと嬉しいです！！アポロさんの書く迅さん好きです！！嵐山さんを煽っちゃった迅さんとか、すごく可愛かったです！！！いきなりコメント失礼しました！これからも頑張ってください！！ (2017年2月18日 21時) (レス) id: 70c99e83a8 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 蛇王@マルチSさん» ですよね！！やっぱり次回作のイフ落ちは太刀川さんで良いですよね！！ここは出水にしろよって感じですね、本当。せめてアンケート5人から選べよ的な、でもダイジョーブ、嵐山さんのならある笑 (2017年2月18日 9時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 葵さん» 初めて本編についての感想をもらえて凄く嬉しいです！！淡々とやっていただけにコメントとか全然来なくて面白くないのかも！とかって思っていたので、とても励みになりました^ - ^太刀川さん本当私の小説の中だとヤバイヤツ笑 (2017年2月18日 9時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アポロ12号。
| 作成日時：2017年2月10日 9時
